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2019年08月02日NY相場の値動きを映して、国内貴金属は金を除いて軟調に推移↓

【金相場】月初1日のNY金相場は、FOMC後のドル高を受け相場を圧迫された。中心限月の12月限は1トロイオンス1432.40ドル(-5.40ドル)と、マイナス圏で取引きを終了。この日の金相場は、パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長が利下げサイクルの開始を否定し、ドル高に振れたことを受け時間外取引より安寄りし軟調となった。その後日中取引では、発表された米ISM製造業景気指数が、低調な内容となった事を受けて下げ一服の展開となった。
ただ、通常取引終了後の時間外取引では、トランプ米大統領の対中追加関税の発動表明を受け、リスク回避目的で買われやすい金商品は大幅反発。一時1458.2ドルと2013年5月以来、6年3カ月ぶりの高値を付け買い戻される展開となった。トランプ大統領は3000億ドル相当の中国製品に対し10%の制裁関税を課す(9月1日より発動)と発表し、米中貿易摩擦の悪化が懸念された。

国内の金相場は、引け後に買い戻されたNY相場を映して上昇。小売ベースでは1gあたり5,404円(+38円)と、プラス圏に転じ反発しました。

《10日間の金相場価格推移(小売)》

08/02  5404円 (+38円)

08/01  5366円 (-57円)

07/31  5423円 (+3円)

07/30  5420円 (+33円)

07/29  5387円 (+10円)

07/26  5377円 (-6円)

07/25  5383円 (+28円)

07/24  5355円 (-8円)

07/23  5363円 (-3円)

07/22  5366円 (-41円)

10日間の金相場平均価格:5,384円/g


【パラジウム相場】月初1日のNYパラジウム相場は、米連邦公開市場委員会(FOMC)後のドル高進行や、米中貿易への先行き不安を背景に急落。中心限月の9月限は1トロイオンス1414.30ドル(-110.10ドル)と、6月12日相場(約1ヶ月半)ぶりの安値に戻して取引きを終了。前日引け後に公表されたFOMC声明が想定よりハト派だった事から、外国為替市場ではドル買いが台頭。パラジウムは時間外取引よりドル高に圧迫され安寄りした。また、前日の大幅反発に対する利確売りが出たほか、米中貿易摩擦への先行き不安、テクニカルな売りも出て、この日は約1ヶ月半ぶりの安値に沈下した。

国内のパラジウムは、大幅安に転じたNY相場を受けて軟調な展開に。小売では1gあたり5,491円(-335円)と、約1ヶ月半(6月13日相場)ぶりの安値に値戻すなど、最近の高値推移が一服する展開となりました。

《10日間のパラジウム相場価格推移(小売)》

08/02  5,491円 (-335円)

08/01  5,826円 (+5円)

07/31  5,821円 (-135円)

07/30  5,956円 (+108円)

07/29  5,848円 (-5円)

07/26  5,853円 (-16円)

07/25  5,869円 (+59円)

07/24  5,648円 (+16円)

07/23  5,632円 (+54円)

07/22  5,578円 (-27円)

10日間のパラジウム相場平均価格:5,801円/g


16:00現在の金相場は1トロイオンス1438.15ドル、パラジウムは1442.50ドル、為替は1$106円92銭前後の値動きで推移しております。

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