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【金相場】週末19日のNY金相場は、ニューヨーク連銀ウィリアムズ総裁の発言を背景に、ドル買いが優勢となった事から相場を圧迫。中心限月の8月限は1トロイオンス1426.70ドル(-1.40ドル)と、横ばい圏ながら小幅安に転じ、3営業日ぶりに反落して取引きを終了。前日の米ニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁の講演を手掛かりに、外国為替市場ではドル買いが台頭。ドル建ての金商品は割高感に圧迫されたほか、米連邦準備理事会(FRB)が7月の米連邦公開市場委員会(FOMC)で大幅利下げに踏み切るとの思惑が後退した事も意識された。一方、米国がイランの無人偵察機を撃墜したことから、米国とイランの対立が緊迫化している事で、安全資産としての需要も見られたが、前日には2013年5月以来ほぼ6年ぶりの高値を付けるなど、一段高となった事もあって利益確定の売りも出やすく、結局引けにかけてマイナス圏に沈下した。
国内の金相場は、利確売りが出たNY相場を映して上値追いが一服。小売ベースでは1gあたり5,366円(-41円)と、前営業日に付けた史上最高値から後退し、3営業日ぶりに反落しました。
《10日間の金相場価格推移(小売)》
07/22 5366円 (-41円)
07/19 5407円 (+32円)
07/18 5375円 (+61円)
07/17 5314円 (-25円)
07/16 5339円 (+3円)
07/12 5336円 (-49円)
07/11 5385円 (+74円)
07/10 5311円 (+12円)
07/09 5299円 (+9円)
07/08 5290円 (-37円)
10日間の金相場平均価格:5,342円/g
【パラジウム相場】週末19日のNYパラジウム相場は、ドル高や高値反動による調整地合いから売りが出て続落。中心限月の9月限は1トロイオンス1508.30ドル(-3.60ドル)と、小幅ながらマイナス圏で取引きを終了。ニューヨーク連銀がウィリアムズ総裁の18日の講演内容を巡り、発言の趣旨を明確にする説明を行ったことを受けて、外国為替市場ではドル高が進行。ドル建てのパラジウムは割高感が意識されたほか、米国の大幅利下げ観測がやや後退したこともあって、序盤より小安く推移した。一方、下値では自動車の触媒需要拡大による需給逼迫感を背景に買い戻されるも、ここ週数間の急騰に対する調整的な売りも出やすく、結局マイナス圏で取引きを終えた。
国内のパラジウムは、売り優勢となった週末のNY相場を映し続落。小売では1gあたり5,740円(-27円)と、マイナス圏での値動きとなりました。
《10日間のパラジウム相場価格推移(小売)》
07/22 5,740円 (-27円)
07/19 5,767円 (-75円)
07/18 5,842円 (+5円)
07/17 5,837円 (-113円)
07/16 5,950円 (-27円)
07/12 5,977円 (-87円)
07/11 6,064円 (+114円)
07/10 5,950円 (-22円)
07/09 5,972円 (±0円)
07/08 5,972円 (+38円)
10日間のパラジウム相場平均価格:5,907円/g
12:05現在の金相場は1トロイオンス1429.45ドル、パラジウムは1513.80ドル、為替は1$107円97銭前後の値動きで推移しております。