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【金相場】14日のNY金相場は小幅ながら値を上げ4営業日続伸。中心限月の2月限は1トロイオンス1234.50ドル(+0.10ドル)と、ほぼ横ばいながら安全資産として買われ上伸した。序盤は前日までの上昇基調が一服し、時間外取引中にはおおむねマイナス圏で推移。しかし、世界銀行が前日に発表した2015年・16年の世界経済成長率見通しを引き下げた事から、株式相場や外為市場ではドルが下落。世界経済の減速懸念観測から市場ではリスクを回避する姿勢が強まり、安全資産としての金は再び買い戻された。また、この日発表された米の経済指標(14年12月小売売上高)が、低調な内容となった事も金にとっては支援材料となり一時1244ドル超まで上昇したものの、その後は利益確定売りに押され上げ幅を縮小。結局終値では前日比+0.10ドルと小幅ながら4営業日続伸し、10月22日相場以来およそ3ヶ月ぶりの高値水準を維持してこの日の取引きを終えた。
国内の金相場は海外相場では上伸したものの、為替が円高に振れた事を受け続落。小売ベースでは1gあたり5,061円(-20円)と、2営業日続落しました。
《直近10日間の金相場価格推移(小売ベース)》
01/15 5061円(-20円)
01/14 5081円 (-17円)
01/13 5098円 (+26円) ※最高値
01/09 5072円 (+7円)
01/08 5065円 (+11円)
01/07 5054円 (+22円)
01/06 5032円 (+40円)
01/05 4992円 (+27円)
12/26 4965円 (+10円)
12/25 4955円 (-20円) ※最安値
直近10日間の金平均価格:5038円/g
【パラジウム相場】14日のNYパラジウム相場は反落。中心限月の3月限は1トロイオンス780.65ドル(-35.05ドル)と、世界経済の減速懸念を背景に売りが進み、5営業日ぶりに大きく値を下げて取引きを終了。この日の貴金属市場は、金を除いて軟調に推移。パラジウムは序盤より、最近上昇した高値反動から利益確定売りが先行した。その後、世界銀行が経済成長の見通しを引き下げた事を背景に、市場ではリスク回避姿勢が台頭。また、この日の発表された米の経済指標(14年12月小売売上高)が、11カ月ぶりに大きく落ち込んだ事が重しとなり、株式相場や商品相場が軒並み下落する中、パラジウムも一時770ドルを下回るなど下げ幅を拡大。その後は割安感から再び買い戻され下げ幅を縮小するも、終値では5営業日ぶりに反落し、先月17日相場以来およそ1ヶ月ぶりの安値に沈んでこの日の取引きを終えた。
国内のパラジウムは海外相場が大きく調整された事や、為替が円高・ドル安に振れた事を映して反落。小売では1gあたり3,294円(‐151円)と、4営業日ぶりに大きく値を下げ昨日付けた年初来高値から一転。先月12月17日相場と並んでおよそ1ヶ月ぶりの安値水準となりました。
《直近10日間のパラジウム相場価格推移(小売ベース)》
01/15 3294円 (-151円) ※最安値
01/14 3445円 (+16円)
01/13 3429円 (+21円)
01/09 3408円 (+11円)
01/08 3397円 (-16円)
01/07 3413円 (+17円)
01/06 3396円 (-33円)
01/05 3429円 (-76円)
12/26 3505円 (+17円) ※最高値
12/25 3488円 (-17円)
直近10日間のパラジウム平均価格:3,420円/g
現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。12:00現在の金相場は1トロイオンス1232.05ドル、パラジウムは784.15ドル、為替は1$117円69銭前後の値動きで推移しております。