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【金相場】週明け15日のNY金相場は、米利下げ観測が根強く、金への資金流入が続くとの見方を背景に上昇。中心限月の8月限は1トロイオンス1413.50ドル(+1.30ドル)と、横ばい圏ながら小幅続伸して取引きを終了。序盤の金相場は、中国景気の減速を背景に買いが入り上昇した。ただ、中国GDPと同時に発表された6月の小売売上高、鉱工業生産はいずれも予想を上回ったため、リスク回避的な金買いは限定的となったほか、外国為替市場でドルが対ユーロで堅調に推移したこともドル建てで取引される金商品の割高感につながり、相場の上値を抑える展開となった。一方、米連邦準備制度理事会(FRB)による月内の利下げ観測が引き続き、金利を生まない資産である金相場を下支え。米中貿易摩擦が長期化し交渉が難航するとの不透明感や世界的な景気減速懸念、イランをめぐる中東の地政学的リスクの高まりなども相場の支援要因となり、終値では小幅高で取引きを終えた。
連休明け国内金相場は、海外相場が上伸した事を映して小反発。小売ベースでは1gあたり5,339円(+3円)と、横ばいながら小幅高に振れ反発しました。
《10日間の金相場価格推移(小売)》
07/16 5339円 (+3円)
07/12 5336円 (-49円)
07/11 5385円 (+74円)
07/10 5311円 (+12円)
07/09 5299円 (+9円)
07/08 5290円 (-37円)
07/05 5327円 (-7円)
07/04 5334円 (-32円)
07/03 5366円 (+125円)
07/02 5241円 (-20円)
10日間の金相場平均価格:5,323円/g
【パラジウム相場】週明け15日のNYパラジウム相場は、前週末の下げに対する反動から買い戻され急反発。中心限月の9月限は1トロイオンス1562.90ドル(+20.50ドル)と、3営業日ぶりに反発して取引きを終了。この日のパラジウムは、利確売りに押された前週末相場の反動から、序盤より買い戻しが入り上昇した。また、他貴金属の上昇や、中国の6月小売売上高、鉱工業生産がいずれも良好な内容となった事も、買い材料となり堅調に推移した。途中、ドル高の進行や、投資家心理の後退を受け、やや上値を抑えられる場面もあったが、下値では押し目買いが入り、この日は買い優勢で取引きを終えた。
連休明け国内パラジウムは、マイナス圏で推移。小売では1gあたり5,950円(-27円)と、値を下げ続落しました。
《10日間のパラジウム相場価格推移(小売)》
07/16 5,950円 (-27円)
07/12 5,977円 (-87円)
07/11 6,064円 (+114円)
07/10 5,950円 (-22円)
07/09 5,972円 (±0円)
07/08 5,972円 (+38円)
07/05 5,934円 (-27円)
07/04 5,961円 (+38円)
07/03 5,923円 (+21円)
07/02 5,902円 (+27円)
10日間のパラジウム相場平均価格:5,961円/g
12:15現在の金相場は1トロイオンス1417.85ドル、パラジウムは1565.90ドル、為替は1$107円96銭前後の値動きで推移しております。