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【金相場】13日のNY金相場は続伸。中心限月の2月限は1トロイオンス1234.40ドル(+1.60ドル)と、小幅ながら値を上げ3営業日続伸して取引きを終了。この日の金相場は序盤から前日終値を上回り買いが先行。ギリシャ選挙を25日に控え先行き不透明感から安全資産として買われた事や、原油安を背景に米連邦準備制度理事会(FRB)がインフレ率の低下を懸念し、利上げ時期を遅らせるのではないかとの思惑が浮上した事も買いを促し、金は一時1244ドル超まで上伸。その後は、最近の急伸した高値反動から利益確定売りが出た事や、米の株価上昇、外為市場ではドルが堅調に推移した事から、金は相場を圧迫。一時売りが優勢となる場面もあったが、中国の旧正月を控えた上昇期待感から買い支えられ、結局終値では前日同様に3ヶ月ぶり(10月22日相場来)の高値を付けて取引きを終えた。
国内の金相場は海外相場は小幅に値を上げたものの、為替との兼ね合いから反落。小売ベースでは1gあたり5,081円(-17円)と、8営業日ぶりにマイナスに転じました。
《年初来の金相場価格推移(小売ベース)》
01/14 5081円 (-17円)
01/13 5098円 (+26円) ※最高値
01/09 5072円 (+7円)
01/08 5065円 (+11円)
01/07 5054円 (+22円)
01/06 5032円 (+40円)
01/05 4992円 (+27円) ※最安値
年初来の金平均価格:5,056円/g
【パラジウム相場】13日のNYパラジウム相場は4営業日続伸。中心限月の3月限は1トロイオンス815.70ドル(+1.60ドル)と、小幅ながら値を伸ばし年初来高値を更新して取引きを終了。この日の貴金属市場は総じて堅調に推移。パラジウムは序盤、原油安や前日までに3日連続高と高騰した反動から利益確定売りに押され軟調に推移。また、外為市場ではドルがユーロに対し9年ぶりの高値水準まで上昇した事も割高感に繋がり相場を圧迫した。しかしその後は、米の株式相場が急伸した事や、金・プラチナなど他貴金属が堅調に推移している値動きを眺めて徐々に下げ幅を縮小。また、ユーロ圏の経済成長鈍化を背景に、欧州中央銀行(ECB)がデフレ回避に向けて追加の量的緩和策を実施するとの観測が強まった事も相場の支援材料となり、買いが優勢でこの日の取引きを終えた。中心終値では年初来高値を上抜き、前日同様に昨年12月26日相場以来およそ3週間ぶりの高値へ上伸した。
国内のパラジウムは上伸した海外相場を映して続伸。小売では1gあたり3,445円(+16円)と、3営業日続伸し年初来高値を更新しました。
《年初来のパラジウム相場価格推移(小売ベース)》
01/14 3445円 (+16円) ※最高値
01/13 3429円 (+21円)
01/09 3408円 (+11円)
01/08 3397円 (-16円)
01/07 3413円 (+17円)
01/06 3396円 (-33円) ※最安値
01/05 3429円 (-76円)
年初来のパラジウム平均価格:3,417円/g
現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。