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【金相場】週末5日のNY金相場は、堅調な米雇用統計の発表を受けて売り込まれ、3営業日ぶりに反落。中心限月の8月限は1トロイオンス1400.10ドル(-20.80ドル)と、マイナス圏に転じて取引きを終了。この日発表された米国の6月雇用統計で、非農業部門雇用者数が予想を大きく上回る増加を示したことを受け、連邦準備制度理事会(FRB)の大幅な利下げ観測がやや後退。金利を生まない資産である金商品は相場を圧迫された。金相場は午前中一時1388.60ドルと、節目の1400ドルを割り込んだ。 また外国為替市場では、米長期金利の上昇を受けてドル買い・ユーロ売りが加速した事で割高感が意識されたほか、このところの一段高推移による反動から利益確定目的の売りも出やすく、この日はマイナスサイドに転じて取引きを終えた。
国内の金相場は、週末のNY相場が利確売りに押された事を映して、マイナス圏での展開に。小売ベースでは1gあたり5,290円(-37円)と、3営業日続落となりました。
《10日間の金相場価格推移(小売)》
07/08 5290円 (-37円)
07/05 5327円 (-7円)
07/04 5334円 (-32円)
07/03 5366円 (+125円)
07/02 5241円 (-20円)
07/01 5261円 (-53円)
06/28 5314円 (+14円)
06/27 5300円 (+2円)
06/26 5298円 (-42円)
06/25 5340円 (+65円)
10日間の金相場平均価格:5,307円/g
【パラジウム相場】週末5日のNYパラジウム相場は、堅調な米雇用統計を背景にドル高進行が重しとなり相場を圧迫。中心限月の9月限は1トロイオンス1564.20ドル(-1.60ドル)と、横ばい圏ながら小幅安に転じて取引きを終了。この日発表された6月の米雇用統計で、非農業部門の就業者数が22万4000人増となり、事前予想の16万人増を大幅に上回り良好な内容となった。これを受けて、外国為替市場ではドル買い・ユーロ売りが台頭。ドル建てのパラジウムは割高感に圧迫されたほか、米FRBの大幅な利下げ観測がやや後退した事も意識され軟調に推移した。ただ、午後になって安値拾いや、押し目買いも入り売りが一巡すると下げ幅を縮小し、結局前日終値水準まで値戻して取引きを終えた。
国内のパラジウムは、プラスサイドに反転し上昇。小売では1gあたり5,972円(+38円)と、直近高値を上抜いて、3月27日相場(5,870円)以来およそ3か月半ぶりの高値を更新しました。
《10日間のパラジウム相場価格推移(小売)》
07/08 5,972円 (+38円)
07/05 5,934円 (-27円)
07/04 5,961円 (+38円)
07/03 5,923円 (+21円)
07/02 5,902円 (+27円)
07/01 5,875円 (-54円)
06/28 5,929円 (+135円)
06/27 5,794円 (+27円)
06/26 5,767円 (-75円)
06/25 5,842円 (+108円)
10日間のパラジウム相場平均価格:5,890円/g