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2019年07月03日国内金相場は急騰し約4年6ヵ月ぶりの高値を更新↑また、パラジウムも堅調な展開となり上伸。

【金相場】2日のNY金相場は、通商摩擦問題をめぐる根強い警戒感や、世界経済の減速懸念などを背景に安全資産としての金が買われ反発。中心限月の8月限は1トロイオンス1408.00ドル(+18.70ドル)と、1400ドル台に再浮上して取引きを終了。20カ国・地域首脳会議(G20大阪サミット)に合わせて開かれた米中首脳会談での通商協議再開合意を受けた金の売りは一服。前日夜からテクニカルな買いが膨らみ、相場はプラス圏に浮上した。 さらに、トランプ米政権が1日、欧州連合(EU)による欧州航空機大手エアバスへの補助金問題をめぐり、EUからの輸入品40億ドル分を新たに報復関税の検討対象とすると発表した。さらにトランプ米大統領が同日、中国との貿易交渉について、米国が中国に対して巨額の貿易赤字を抱えているのは不公平だとして「対等な合意はできない。いくらか米国有利に偏っているべきだ」と述べ、中国に対して強硬姿勢を崩していないことを強調。これを受けて通商摩擦拡大への懸念が再燃する中、リスク回避的な金の買いが活発になり、相場は昼前に1400ドルの大台を回復した。米欧、米中の関係が悪化すれば、世界的な景気減速を招きかねないとの不安が多く、この日は大幅高で取引きを終えた。

国内の金相場は、リスク回避から買い優勢となったNY相場を映して急騰。小売ベースでは1gあたり5,366円(+125円)と、2015年1月23日相場以来およそ4年6ヵ月ぶりの高値を記録するなど一段高となりました。

《10日間の金相場価格推移(小売)》

07/03  5366円 (+125円)

07/02  5241円 (-20円)

07/01  5261円 (-53円)

06/28  5314円 (+14円)

06/27  5300円 (+2円)

06/26  5298円 (-42円)

06/25  5340円 (+65円)

06/24  5275円 (+55円)

06/21  5220円 (+88円)

06/20  5132円 (+21円)

10日間の金相場平均価格:5,275円/g


【パラジウム相場】2日のNYパラジウム相場は、金の上昇やドル安を背景に買いが集まり上伸。中心限月の9月限は1トロイオンス1552.80ドル(+8.10ドル)と、1550ドル台にのせ、過去最高値を記録した3月20日相場水準に浮上して取引きを終了。未明に進んだユーロ高・ドル安を受けて、パラジウムは時間外取引より買いが先行し上昇した。また、投資家のリスク回避目的から、安全資産とされる金を買う動きが広がった事で、パラジウムも連れて上昇。歴代最高値を記録した3月20日相場(1560.40ドル)水準まで浮上し、価格水準を切り上げる展開となった。

国内のパラジウムは、買い優勢となったNY相場を映して続伸。小売では1gあたり5,923円(+21円)と、堅調に推移しました。

《10日間のパラジウム相場価格推移(小売)》

07/03  5,923円 (+21円)

07/02  5,902円 (+27円)

07/01  5,875円 (-54円)

06/28  5,929円 (+135円)

06/27  5,794円 (+27円)

06/26  5,767円 (-75円)

06/25  5,842円 (+108円)

06/24  5,734円 (+81円)

06/21  5,653円 (-65円)

06/20  5,718円 (+16円)

10日間のパラジウム相場平均価格:5,814円/g


12:05現在の金相場は1トロイオンス1426.45ドル、パラジウムは1558.30ドル、為替は1$107円61銭前後の値動きで推移しております。

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