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【9日金相場】先週末9日のNY金相場は反発。中心限月の2月限は1トロイオンス1216.10ドル(+7.60ドル)と、3営業日ぶりにプラスに転じて取り引きを終了。この日発表された米の雇用統計では、賃金の伸び率低下が意識された事を背景に外為市場ではドルが軟調に推移。ドル建ての金相場は割安感から買いが優勢となった。また、株式相場がマイナスに転じた事も支援材料となり、3営業日ぶりに値を上げて週末の取り引きを終えた。
先週末(9日)のNY金相場は、前週末(2日)終値比 1トロイオンス+29.90ドル(+2.45%)とリスク回避姿勢が台頭した事を背景に、2週連続で前週比プラスで越週。5営業日(5日~9日) の金平均価格は1トロイオンス1211.74ドルと、前週平均比(12月29日~1月2日 :1188.15ドル)では、+23.59ドル(+1.9%)。 5営業日の値動きは以下の通り。
《NY金相場 先週の値動き(5日~9日)》
01/05 1204.00ドル (+17.80ドル)
01/06 1219.40ドル (+15.40ドル)
01/07 1210.70ドル (-8.70ドル)
01/08 1208.50ドル (-2.20ドル)
01/09 1216.10ドル (+7.60ドル)
※前週末比:1トロイオンス+23.59ドル(+1.9%)
(5営業日の金平均価格:1トロイオンス1211.74ドル)
【12日金相場】週明け12日のNY金相場は続伸。中心限月の2月限は1トロイオンス1232.80ドル(+16.70ドル)と先週末から2営業日続伸し、中心終値では10月22日相場以来およそ3ヶ月ぶりの高値を付けて取引きを終了。この日は米の株式相場が原油安を背景に軟調に推移するなど、リスク回避姿勢が強まった事から安全資産とされる金は買われ上伸。また、外為市場ではドルが軟化した事や、中国の旧正月を控えた実需筋からの買いも相場の支援材料となり、終値ではおよそ3ヶ月ぶり(10月22日相場来)の高値を付けるなど大幅高で取引きを終えた。
国内の金相場は海外相場がおよそ3ヶ月ぶりの高値圏まで上伸した事を映し続伸。小売ベースでは1gあたり5,098円(+26円)と6営業日続伸し、先月10日相場以来およそ1か月ぶりの高値となりました。
現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。12:00現在の金相場は1トロイオンス1238.75ドル、為替は1$117円92銭前後の値動きで推移しております。