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【金相場】週末21日のNY金相場は、米連邦準備制度理事会(FRB)による早期利下げ観測が広がる中で買い地合いが継続し続伸。中心限月の8月限は1トロイオンス1400.10ドル(+3.20ドル)と、中心終値では2013年9月3日以来およそ5年9カ月ぶりの高値を更新して取引きを終了。FRBが早ければ7月にも利下げに踏み切るとの見方が広がる中、金利を生まない資産である金は買い地合いが継続した。また、米国とイランの軍事的な緊張が高まり、金に「質への逃避買い」が入ったほか、外国為替市場では対ユーロでドル安が進行し、金商品に割安感が生じたことも相場を支えとなった。ただ、このところの急騰に対する利益確定の売りも出やすく、買い一巡後は上値追いが一服する展開となった。
国内の金相場は、約5年9ヵ月ぶりの高値を記録したNY相場高を映して一段高に。小売ベースでは1gあたり5,275円(+55円)と、2015年1月29日相場以来およそ4年5ヶ月ぶりの高値を記録し、価格水準を一段切り上げる展開となりました。
《直近10日間の金相場価格推移(小売)》
06/22 5275円 (+55円)
06/21 5220円 (+88円)
06/20 5132円 (+21円)
06/19 5111円 (+23円)
06/18 5088円 (+2円)
06/17 5086円 (-6円)
06/14 5092円 (+28円)
06/13 5064円 (+21円)
06/12 4958円 (+1円)
06/11 5042円 (-28円)
直近10日間の金相場平均価格:5,115円/g
【パラジウム相場】週末21日のNYパラジウム相場は、利確売りに押される場面もあったが、ドル安や株高を背景に押し目を買われ急反発。中心限月の9月限は1トロイオンス1499.60ドル(+19.00ドル)と、1500ドル圏内まで浮上し、中心終値では3月26日相場以来およそ3ヶ月ぶりの高値で取引きを終了。この日のパラジウムは、前日には利確売りが出るなど高値一服となった流れを引き継ぎ時間外取引きでは安寄りした。一方、米中の貿易摩擦緩和の可能性や、米国の利下げ観測に加えて、各国・地域の中銀がハト派姿勢を強めていることも買い材料となり、相場はプラス圏に反転。ドル安の進行や、株高を受けて上げ幅を拡大したパラジウムは、一時1507.10ドルと大台の1500ドルを突破し一段高となった。
国内のパラジウムは、一段高となった週末のNY相場を映して急反発。小売では1gあたり5,734円(+81円)と、前営業日の下げを埋めて、3月27日相場以来およそ3ヵ月ぶりの高値更新となりました。
《直近10日間のパラジウム相場価格推移(小売)》
06/22 5,734円 (+81円)
06/21 5,653円 (-65円)
06/20 5,718円 (+16円)
06/19 5,702円 (+108円)
06/18 5,594円 (±0円)
06/17 5,594円 (+59円)
06/14 5,535円 (+108円)
06/13 5,427円 (+76円)
06/12 5,351円 (+43円)
06/11 5,308円 (+70円)
直近10日間のパラジウム相場平均価格:5,562円/g
11:50現在の金相場は1トロイオンス1407.55ドル、パラジウムは1506.80ドル、為替は1$107円40銭前後の値動きで推移しております。