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2019年06月06日国内金相場は6連騰し一段高へ↑一方、パラジウムはマイナス圏で推移し前日の上げを値戻す展開に↓

【金相場】5日のNY金相場は、株価上昇を受けて上値を抑えられるも、利下げ観測を背景に堅調地合いを維持し6日続伸。中心限月の8月限は1トロイオンス1333.60ドル(+4.90ドル)と、中心終値では2月25日相場以来およそ3ヶ月半ぶりの高値を更新して取引きを終了。なお、6日間の上げ幅は+51.60ドル(+3.9%)と、2017年3月以降では最大となった。先日の米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長の発言を受けて、市場では利下げ観測が強まった事から、金はこの日も買い地合いが継続し序盤より堅調となった。また、米雇用サービス会社ADPが5日の朝発表した5月の雇用リポートで、非農業部門の雇用者数(政府部門を除く)が前月から2万7000人の増加にとどまるなど低調な結果となると、金相場は上げ幅を拡大し一時1348.90ドルまで急騰した。その後、米国株式の続伸を意識して上げ幅は縮小したものの、米国金利の先安観が強まる展開となっており底堅い動きとなった。

国内の金相場は、利下げ観測を背景に引き続き買い地合いとなったNY相場を映して上伸。小売ベースでは1gあたり5,050円(+20円)と、直近では最長の6営業日続伸。6日間の上げ幅は+143円(+2.9%)となり、前日同様4月16日相場以来およそ1ヶ月半ぶりの高値を更新しました。

《直近10日間の金相場価格推移(小売)》

06/06  5050円 (+20円)

06/05  5,030円 (+11円)

06/04  5019円 (+48円)

06/03  4971円 (+28円)

05/31  4943円 (+28円)

05/30  4915円 (+9円)

05/29  4906円 (-39円)

05/28  4945円 (+16円)

05/27  4929円 (-9円)

05/24  4938円 (+12円)

直近10日間の金相場平均価格:4,965円/g


【パラジウム相場】5日のNYパラジウム相場は、米連邦準備理事会(FRB)の利下げ観測を背景に買われるも、ドル安一服を受け売り戻され反落。中心限月の9月限は1トロイオンス1327.30ドル(-13.50ドル)と、マイナスサイドに転じて取引きを終了。大幅高となった前日相場の流れを引き継ぎ、この日は時間外取引では買い地合いが継続し小高く推移した。また、米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長の発言を受けて、市場では利下げ観測が強まった事から、投資家のリスク選好意欲が改善。金相場や株式市場が続伸した事も材料視された。ただ、その後はドル安一服を受けて相場を圧迫されると、一部で利益確定を目的とした売りも出たことで、相場はマイナス圏に反転した。

国内のパラジウムは、マイナスサイドに反転したNY相場を映して反落。小売では1gあたり5,119円(-54円)と、マイナス圏での値動きとなり、前日の上げを戻す展開となりました。

《直近10日間のパラジウム相場価格推移(小売)》

06/05  5,119円 (-54円)

06/05  5,173円 (+60円)

06/04  5,113円 (-11円)

06/03  5,124円 (-168円)

05/31  5,292円 (+38円)

05/30  5,254円 (+33円)

05/29  5,221円 (±0円)

05/28  5,221円 (+37円)

05/27  5,184円 (+60円)

05/24  5124円 (-33円)

直近10日間のパラジウム相場平均価格:5,183円/g


10:40現在の金相場は1トロイオンス1332.85ドル、パラジウムは1332.75ドル、為替は1$108円29銭前後の値動きで推移しております。

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