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【金相場】連休明け28日のNY金相場は、ドル高・ユーロ安に伴う割高感などに圧迫され続落。中心限月の6月限は1トロイオンス1277.10ドル(-6.50ドル)と、マイナス圏で推移して取引きを終了。米中貿易摩擦の早期解消への期待は広がってはいないが、外国為替市場ではイタリアの財政状況をめぐる懸念や、英国の欧州連合(EU)離脱の行方に対する不透明感などを背景にドル高・ユーロ安が進行。ドル建てで取引される金商品には割高感から売り圧力がかかった。 また、この日の米株相場が寄り付きから続伸したことや、米民間有力調査会社コンファレンス・ボードが発表した5月の米消費者景気信頼感指数が前月から上昇し市場予想を上回ったことも、安全資産とされる金の需要を減退させ、売り優勢で取引きを終えた。
国内の金相場は、ドル高に圧迫されたNY相場を映して反落。小売ベースでは1gあたり4,906円(-39円)と、マイナス圏に反転しました。
《直近10日間の金相場価格推移(小売)》
05/29 4906円 (-39円)
05/28 4945円 (+16円)
05/27 4929円 (-9円)
05/24 4938円 (+12円)
05/23 4926円 (-20円)
05/22 4946円 (+17円)
05/21 4929円 (-8円)
05/20 4937円 (-18円)
05/17 4955円 (-19円)
05/16 4974円 (-6円)
直近10日間の金相場平均価格:4,939円/g
【パラジウム相場】連休明け28日のNYパラジウム相場は、ドル高が進むも良好な米国経済指標や押し目買いが入り続伸。中心限月の6月限は1トロイオンス1339.50ドル(+13.80ドル)と、10日相場以来およそ3週間ぶりの高値で取引きを終了。大幅高となった前週末相場の反動から、この日は利確売りが出やすく、時間外取引きでは安寄りした。その後、発表された5月の米消費者景気信頼感指数が前月から上昇し、市場予想を上回ったことから相場は買い戻しに反転。外国為替市場ではドル買いや、他貴金属では売りが出るも、パラジウムには押し目買いが入り上げ幅を拡大した。途中、米中の対立に対する懸念が残ることを背景に、株式市場が売られた事で上値を重くするも、引き続き堅調地合いを維持し、そのまま高値圏で取引きを終えた。
国内のパラジウムは、連休明けのNY相場では堅調地合いを維持するも、為替が円高に傾斜した事を受け横ばい。小売では1gあたり5,221円(±0円)と、前日比変わらずの、2週間(13日相場)ぶりの価格水準で高止まりとなりました。
《直近10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》
05/29 5,221円 (±0円)
05/28 5,221円 (+37円)
05/27 5,184円 (+60円)
05/24 5124円 (-33円)
05/23 5157円 (-37円)
05/22 5194円 (-27円)
05/21 5221円 (+64円)
05/20 5,157円 (-59円)
05/17 5,216円 (+11円)
05/16 5,205円 (-11円)
直近10日間のパラジウム相場平均価格:5,190円/g
13:15在の金相場は1トロイオンス1283.05ドル、パラジウムは1339.75ドル、為替は1$109円33銭前後の値動きで推移しております。