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【金相場】週末24日のNY金相場は、米国株の反発を眺めて売られた半面、ドル安・ユーロ高基調を受けた買い支えが入り、ほぼ横ばい推移。中心限月の6月限は1トロイオンス1283.60ドル(-1.80ドル)と、小幅安で取引きを終了。前日の引け後にトランプ米大統領が「中国との協議は早期に進展するとみている」との認識を示したことが、悪化する米中貿易摩擦に対する警戒感を後退させ株価が上昇に転じた事で、金相場は序盤より売りが先行し小安く推移した。ただ、外国為替市場ではドルが対ユーロで軟化。ドル建てで取引される金商品の割高感が薄らいだことから、金相場は安値圏では買い戻しも入りやすく下値は抑えられた。また、前日発表した米製造業購買担当者景況指数(PMI)速報値、この日公表された米耐久財受注がいずれも低調な内容だったことに加えて、ダラス連銀のカプラン総裁やアトランタ連銀のボスティック総裁ら4地区連銀トップが前日、米中通商摩擦の激化が経済成長を脅かす恐れがあるとの見解を示したことも、金相場を下支えする要因となった。
国内の金相場は、週末のNY相場を映してマイナス圏に反転。小売ベースでは1gあたり4,929円(-9円)と、値を下げ反落しました。
《直近10日間の金相場価格推移(小売)》
05/27 4929円 (-9円)
05/24 4938円 (+12円)
05/23 4926円 (-20円)
05/22 4946円 (+17円)
05/21 4929円 (-8円)
05/20 4937円 (-18円)
05/17 4955円 (-19円)
05/16 4974円 (-6円)
05/15 4980円 (-10円)
05/14 4990円 (+37円)
直近10日間の金相場平均価格:4,950円/g
【パラジウム相場】週末24日のNYパラジウム相場は、リスク回避姿勢が一服する中で買いが活発化し急反発。中心限月の6月限は1トロイオンス1325.70ドル(+17.90ドル)と、プラス圏に転じて取引きを終了。トランプ大統領の発言を受け、米中貿易摩擦に対する警戒感がやや後退し、米株式市場が反発したことが好感され、この日のパラジウムは序盤より買い戻しが入って堅調に推移した。また、外国為替市場ではドル高一服となった事も上げ幅を拡大する材料となった。途中、メモリアルデー(戦没者追悼の日)に伴う3連休を控え調整的な売りも出たが、引き続き堅調な株価や、ドル安の流れが支援材料となり、そのまま高値圏で取引きを終えた。
国内のパラジウムは、大幅反発した週末のNY相場を映して4営業日ぶりに反発。小売では1gあたり5,184円(+60円)と、堅調に推移しました。
《直近10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》
05/27 5,184円 (+60円)
05/24 5124円 (-33円)
05/23 5157円 (-37円)
05/22 5194円 (-27円)
05/21 5221円 (+64円)
05/20 5,157円 (-59円)
05/17 5,216円 (+11円)
05/16 5,205円 (-11円)
05/15 5,216円 (+54円)
05/14 5,162円 (-86円)
直近10日間のパラジウム相場平均価格:5,184円/g
11:00現在の金相場は1トロイオンス1289.25ドル、パラジウムは1328.85ドル、為替は1$109円45銭前後の値動きで推移しております。