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【金相場】23日のNY金相場は、米中貿易摩擦の悪化や、世界経済の景気減速が懸念され買い地合いが継続。中心限月の6月限は1トロイオンス1285.40ドル(+11.20ドル)と続伸し、約1週間(16日相場)ぶりの高値で取引きを終了。米中通商摩擦の激化懸念が強まるなか、ドイツ、ユーロ圏、米国のPMIが低下して世界的な景気減速懸念が再燃。また、英国のメイ首相が24日退陣表明かとの報道で合意なきEU離脱の可能性も高まったことから、欧米で大幅な株安となり、金は安全志向的な買いが優勢となり堅調地合いとなった。また、外国為替市場では対ユーロでドル安が進行し、金商品に割安感が生じた事も押し上げ材料となり、この日も買い優勢で取引きを終えた。
国内の金相場は、買い地合いが継続したNY相場を映して上昇。小売ベースでは1gあたり4,938円(+12円)と、プラス圏に転じ反発しました。
《直近10日間の金相場価格推移(小売)》
05/24 4938円 (+12円)
05/23 4926円 (-20円)
05/22 4946円 (+17円)
05/21 4929円 (-8円)
05/20 4937円 (-18円)
05/17 4955円 (-19円)
05/16 4974円 (-6円)
05/15 4980円 (-10円)
05/14 4990円 (+37円)
05/13 4953円 (+3円)
直近10日間の金相場平均価格:4,953円/g
【パラジウム相場】23日のNYパラジウム相場は、世界的に株安が進むなど、投資家心理が後退した事から売り押され反落。中心限月の6月限は1トロイオンス1307.80ドル(-5.70ドル)と、マイナスサイドに転じて取引きを終了。トランプ政権が中国の防犯・監視システム最大手、杭州海康威視数字技術(ハイクビジョン)の製品が米国の利害を損なう恐れがあるとして、米企業による取引の制限を検討していると報道。これを受けて、米中貿易戦争が激化するのではないかとの懸念が再燃したほか、欧州の購買担当者景気指数(PMI)や、独IFO業況指数が弱い内容となり、株安が進むなどリスク回避の動きとなったことを受けて、パラジウムも相場を圧迫された。一方、外国為替市場では対ユーロでドル安が進行した事から割安感が意識されたほか、金の上昇も支援材料となり、売り一巡後は買い戻される展開となった。
国内のパラジウムは、軟調となったNY相場を映して続落。小売では1gあたり5,124円(-33円)と、マイナス圏で推移し3営業日続落しました。
《直近10日間のパラジウム相場価格推移(小売)》
05/24 5124円 (-33円)
05/23 5157円 (-37円)
05/22 5194円 (-27円)
05/21 5221円 (+64円)
05/20 5,157円 (-59円)
05/17 5,216円 (+11円)
05/16 5,205円 (-11円)
05/15 5,216円 (+54円)
05/14 5,162円 (-86円)
05/13 5,248円 (+118円)
直近10日間のパラジウム相場平均価格:5,190円/g
12:00現在の金相場は1トロイオンス1285.70ドル、パラジウムは1313.70ドル、為替は1$109円64銭前後の値動きで推移しております。