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【金相場】週明け20日のNY金相場は、米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨の公開を週央に控えて様子見ムードが広がる中、買い戻しが入って小反発。中心限月の6月限は1トロイオンス1277.30ドル(+1.60ドル)と、横ばい圏ながら3営業日ぶりに値を上げて取引きを終了。米グーグルが中国ファーウェイとの一部ビジネスを停止するとの報道を受けて投資家心理が後退。欧米株安となり、安全志向的な金買い需要がみられた。一方、ブレグジットの不透明感や、欧州議会選に向けてEU懐疑派躍進への懸念から、ユーロ安・ドル高傾向になっており、割高感による売りも継続し、上昇幅は限定的になった。22日にはFOMC議事要旨(4月30日、5月1日開催分)が公表されるため、市場では今後の連邦準備制度理事会(FRB)の金融政策運営方針を見極めたいとの思惑が強かった。
国内の金相場は、横ばい圏ながら小幅安で推移し5日続落。小売ベースでは1gあたり4,929円(-8円)と、マイナス圏での値動きとなりました。
《直近10日間の金相場価格推移(小売)》
05/21 4929円 (-8円)
05/20 4937円 (-18円)
05/17 4955円 (-19円)
05/16 4974円 (-6円)
05/15 4980円 (-10円)
05/14 4990円 (+37円)
05/13 4953円 (+3円)
05/10 4950円 (+2円)
05/09 4948円 (-21円)
05/08 4969円 (-16円)
直近10日間の金相場平均価格:4,959円/g
【パラジウム相場】週明け20日のNYパラジウム相場は、安値拾いの買いが入り4営業日ぶりに反発。中心限月の6月限は1トロイオンス1331.00ドル(+25.20ドル)と、買い優勢で取引きを終了。この日のパラジウムは、このところの売り過剰感が意識され、序盤より安値拾いの買い戻しが入り上昇した。また、ドルが売られる場面では割安感が意識されたほか、金の上昇も意識され上げ幅を拡大。相場は一時1332.90ドルまで値を伸ばした。その後、ドルの買い戻しや、グーグルのファーウェイに対するビジネス停止による株安を受けて上値を重くするも、押し目買いから堅調地合いを維持し、そのまま高値圏で取引きを終えた。
国内のパラジウムは、安値反動から買いが旺盛となったNY相場を映して反転上昇。小売では1gあたり5,221円(+64円)と、前日の下げを埋めて、13日(約1週間)ぶりの高値に値戻しました。
《直近10日間のパラジウム相場価格推移(小売)》
05/21 5221円 (+64円)
05/20 5,157円 (-59円)
05/17 5,216円 (+11円)
05/16 5,205円 (-11円)
05/15 5,216円 (+54円)
05/14 5,162円 (-86円)
05/13 5,248円 (+118円)
05/10 5130円 (-37円)
05/09 5167円 (-27円)
05/08 5194円 (-81円)
直近10日間のパラジウム相場平均価格:5,192円/g
13:05現在の金相場は1トロイオンス1278.80ドル、パラジウムは1331.45ドル、為替は1$110円19銭前後の値動きで推移しております。