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【金相場】週末17日のNY金相場は、ドル高・ユーロ安基調などに伴う割高感に圧迫され続落。中心限月の6月限は1トロイオンス1275.70ドル(-10.50ドル)と、マイナス圏で取引きを終了。外国為替市場では前日からドル高・ユーロ安基調が継続。ドル建てで取引される金商品には割高感が生じ、前日から圧迫材料となっていたが、ブレグジットの混迷などが懸念され安全志向的な買いがややみられる場面もあった。しかし、その後発表された米国の5月ミシガン大学消費者信頼感指数速報値が15年ぶりの高水準を記録したことから、景気持ち直し期待が高まったほか、安寄りしていた米国株価がもみ合いに転じ、投資家のリスク回避姿勢が後退したことも、安全資産とされる金には下押し圧力となり相場は売り優勢で引けた。
国内の金相場は、ドル高に押された週末のNY相場を映してマイナス圏での値動きに。小売ベースでは1gあたり4,937円(-18円)と、4営業日続落しました。
《直近10日間の金相場価格推移(小売)》
05/20 4937円 (-18円)
05/17 4955円 (-19円)
05/16 4974円 (-6円)
05/15 4980円 (-10円)
05/14 4990円 (+37円)
05/13 4953円 (+3円)
05/10 4950円 (+2円)
05/09 4948円 (-21円)
05/08 4969円 (-16円)
05/07 4899円 (-10円)
直近10日間の金相場平均価格:4,964円/g
【パラジウム相場】週末17日のNYパラジウム相場は、ドル高進行や軟調となった他貴金属の動きを眺めて売り優勢の展開に。中心限月の6月限は1トロイオンス1305.80ドル(-18.90ドル)と、3営業日続落して取引きを終了。来週の欧州議会選でのEU懐疑派躍進への懸念もあって、外国為替市場ではユーロ安・ドル高が進行し、ドル建てのパラジウムは割高感に押され序盤より軟調に推移した。また、発表された米国経済指標(5月のミシガン大学消費者信頼感指数)が堅調となり、ドル買いが活発化する中、他貴金属の下げも意識されパラジウムも相場を圧迫された。その後、米国株式がプラス圏に浮上する場面では、やや買い戻しも見られたが、引き続きドル高が重しとなり、結局売り優勢で取引きを終えた。
国内のパラジウムは、売り優勢に反転した週末のNY相場を映して反落。小売では1gあたり5,157円(-59円)と、マイナス圏での値動きとなりました。
《直近10日間のパラジウム相場価格推移(小売)》
05/20 5,157円 (-59円)
05/17 5,216円 (+11円)
05/16 5,205円 (-11円)
05/15 5,216円 (+54円)
05/14 5,162円 (-86円)
05/13 5,248円 (+118円)
05/10 5130円 (-37円)
05/09 5167円 (-27円)
05/08 5194円 (-81円)
05/07 5275円 (-318円)
直近10日間のパラジウム相場平均価格:5,197円/g
12:00現在の金相場は1トロイオンス1279.55ドル、パラジウムは1316.35ドル、為替は1$110円24銭前後の値動きで推移しております。