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【金相場】16日のNY金相場は、良好な米国経済指標を受け、ドル高進行を背景に売られ反落。中心限月の6月限は1トロイオンス1286.20ドル(-11.60ドル)と、マイナス圏に反転して取引きを終了。米商務省が朝方発表した4月の住宅着工件数は、前月比・市場予想を共に上回り、好調な内容だった。また、米労働省が発表した11日までの1週間の新規失業保険申請は、前週比1万6000件減の21万2000件と、予想を下回る良好な内容だったことを受けて、外国為替市場では対ユーロでドル高が先行。ドル建てで取引される金商品に割高感が生じ、金の下押し材料となった。また、堅調な米主要企業決算を背景に米株価が大幅上伸し、投資家のリスク選好意欲が高まったことも安全資産とされる金にとっては売り圧力となり、この日はマイナス圏で取引きを終えた。
国内の金相場は、売り優勢となったNY相場を映してマイナス圏で推移。小売ベースでは1gあたり4,955円(-19円)と、3日続落となりました。
《直近10日間の金相場価格推移(小売)》
05/17 4955円 (-19円)
05/16 4974円 (-6円)
05/15 4980円 (-10円)
05/14 4990円 (+37円)
05/13 4953円 (+3円)
05/10 4950円 (+2円)
05/09 4948円 (-21円)
05/08 4969円 (-16円)
05/07 4899円 (-10円)
04/26 4495円 (-19円)
直近10日間の金相場平均価格:4,970円/g
【パラジウム相場】16日のNYパラジウム相場は、ドル高が重しとなり売り優勢で推移。中心限月の6月限は1トロイオンス1324.70ドル(-8.20ドル)と、マイナス圏で取引きを終了。この日発表された米国の5月フィラデルフィア連銀製造業景況指数や、4月住宅着工件数、新規失業保険申請件数など、すべての米国経済指標が良好な内容となり改善。外国為替市場ではドル高が進んだ事で、割高感が意識されたパラジウムは序盤より売りが先行した。一方、米国株相場が大幅続伸するなどリスク選好意欲が高まった事で、午後は買い戻しも入り下げ幅を縮小した。
国内のパラジウム相場は、NY相場では売り優勢で引けるも、時間外取引きでの買い戻しや円安の流れを受け上昇。小売では1gあたり5,216円(+11円)と、前日の下げを戻し反発しました。
《直近10日間のパラジウム相場価格推移(小売)》
05/17 5,216円 (+11円)
05/16 5,205円 (-11円)
05/15 5,216円 (+54円)
05/14 5,162円 (-86円)
05/13 5,248円 (+118円)
05/10 5130円 (-37円)
05/09 5167円 (-27円)
05/08 5194円 (-81円)
05/07 5275円 (-318円)
04/26 5594円 (-27円)
直近10日間のパラジウム相場平均価格:5,241円/g
10:50現在の金相場は1トロイオンス1288.65ドル、パラジウムは1328.50ドル、為替は1$109円96銭前後の値動きで推移しております。