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【金相場】14日のNY金相場は、米中貿易戦争に対する過度な懸念が後退する中、前日に約1カ月ぶりの高値を付けていた反動から売り戻され4営業日ぶりに反落。中心限月の6月限は1トロイオンス1296.30ドル(-5.50ドル)と、マイナス圏に反転して取引きを終了。トランプ米大統領は13日、ホワイトハウスでの夕食会で、米中貿易摩擦の解消について楽観していると発言。また、米中双方とも制裁関税と報復関税を繰り返し応酬する構えを見せながらも、貿易摩擦の緩和に向けた交渉継続には引き続き前向きな姿勢を示していることから、この日は投資家のリスク選好意欲が回復。前日に大幅下落していた米国株式相場が寄り付きから反発する中、安全資産とされる金商品は相場を圧迫されたほか、外国為替市場でドルがユーロに対して堅調に転じ、割高感が生じたことも重しとなり、この日は4営業日ぶりに売り優勢で取引きを終えた。
国内の金相場は、4営業日ぶりに反落したNY相場を映して上値追いが一服。小売ベースでは1gあたり4,980円(-10円)と、4営業日ぶりに反落しました。
《直近10日間の金相場価格推移(小売)》
05/15 4980円 (-10円)
05/14 4990円 (+37円)
05/13 4953円 (+3円)
05/10 4950円 (+2円)
05/09 4948円 (-21円)
05/08 4969円 (-16円)
05/07 4899円 (-10円)
04/26 4495円 (-19円)
04/25 5014円 (+29円)
04/24 4985円 (-10円)
直近10日間の金相場平均価格:4,977円/g
【パラジウム相場】14日のNYパラジウム相場は、米中貿易摩擦への過度の懸念は後退し、リスク選好意欲の高まりから買いが入り反発。中心限月の6月限は1トロイオンス1333.00ドル(+16.20ドル)と、買い優勢で取引きを終了。この日のパラジウムは、米中貿易協議への警戒感が意識されるも、このところの安値反動から時間外取引きでは買いが入り上昇した。その後、通常取引きに入ると、外国為替市場ではドル高・ユーロ安が進んだ事から、ドル建てのパラジウムは相場を圧迫され反転。一時1308ドル近辺まで値を落とす場面もあった。しかし、6月下旬に開催予定の主要20カ国・地域(G20)首脳会議で、米中首脳会談が行なわれるとの見方が広がったことや、トランプ米大統領が米中協議の合意に自信を示したことから過度な懸念は後退し、米国株式が反発するなどリスク選好意欲が旺盛となり、パラジウムもプラス圏に反転した。
国内のパラジウムは、買い優勢となったNY相場を映して上昇。小売では1gあたり5,216円(+54円)と、値を上げ反発しました。
《直近10日間のパラジウム相場価格推移(小売)》
05/15 5,216円 (+54円)
05/14 5,162円 (-86円)
05/13 5,248円 (+118円)
05/10 5130円 (-37円)
05/09 5167円 (-27円)
05/08 5194円 (-81円)
05/07 5275円 (-318円)
04/26 5594円 (-27円)
04/25 5621円 (+97円)
04/24 5524円 (+11円)
直近10日間のパラジウム相場平均価格:5,313円/g
11:10現在の金相場は1トロイオンス1298.90ドル、パラジウムは1332.45ドル、為替は1$109円64銭前後の値動きで推移しております。