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【金相場】週末29日のNY金相場は、安値拾いの買いなどに支えられ小反発。中心限月の6月限は1トロイオンス1298.50ドル(+3.20ドル)と、小幅ながらプラスサイドに転じて取引きを終了。前日の下落の反動からこの日は安値拾いの買いが入ったほか、米商務省が朝方発表した1月の個人消費支出(PCE)物価指数が市場の予想に反して低調な結果となった事も買い材料となり、金相場は序盤より小高く推移した。また、外国為替市場では一時対ユーロでドル安が進行、ドル建てで取引される金商品に割安感が生じた事も相場を後押しし上げ幅を拡大した。ただ、その後に英議会下院が欧州連合(EU)離脱案の3度目の採決を行ったが、今回も政府の離脱案が否決された事を受け、ドルが対ユーロで買い戻される中、金相場は上値を削る展開となった。
国内の金相場は、小幅高となった週末のNY相場を映して上昇。小売ベースでは1gあたり5,017円(+19円)と、4営業日ぶりに値を上げ反発しました。
《直近10日間の金相場価格推移(小売)》
04/01 5017円 (+19円)
03/29 4998円 (-57円)
03/28 5055円 (-37円)
03/27 5092円 (-1円)
03/26 5093円 (+38円)
03/25 5055円 (-19円)
03/22 5074円 (-27円)
03/20 5101円 (+13円)
03/19 5088円 (+9円)
03/18 5079円 (+11円)
直近10日間の金相場平均価格:5,065円/g
【パラジウム相場】週末29日のNYパラジウム相場は、前日の安値に対する反動買いや、堅調な中国製造業が意識され反発。中心限月の6月限は1トロイオンス1341.80ドル(+32.10ドル)と、4営業日ぶりに大幅反発して取引きを終了。このところの記録的高値を受け、前日まで調整地合いとなった事から、この日は安値拾いの買い戻しが入り序盤より堅調に推移した。また、米PCEデフレータでインフレの落ち着きが示されたことを受けて、外国為替市場ではドル安・ユーロ高が進行。ドル建てのパラジウムは他貴金属同様に割安感が意識されたほか、3月の中国製造業購買担当者指数(PMI)が2012年以来の大きな上げとなり、堅調な結果となった事も好材料となり上げ幅を拡大した。途中、ドル買いが再燃した事や、週末を控えて持ち高調整売りが一部で出た事で上げ幅をやや縮小するも、株高などが意識され、そのまま買い優勢で取引きを終えた。
国内のパラジウムは、安値反動から大幅反発した週末のNY相場を映して上昇。小売では1gあたり5,464円(+113円)と、4営業日ぶりに大幅反発し、先週の調整地合いが一服しました。
《直近10日間のパラジウム相場価格推移(小売)》
04/01 5464円 (+113円)
03/29 5351円 (-313円)
03/28 5664円 (-367円)
03/27 6031円 (-81円)
03/26 6112円 (+91円)
03/25 6021円 (-199円)
03/22 6220円 (-38円)
03/20 6258円 (+70円)
03/19 6188円 (+92円)
03/18 6096円 (-26円)
直近10日間のパラジウム相場平均価格:5,941円/g
現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。12:00現在の金相場は1トロイオンス1294.85ドル、パラジウムは1358.10ドル、為替は1$111円14銭前後の値動きで推移しております。