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【金相場】28日のNY金相場は、ドル高進行や米国株の反発を背景に売られ相場を圧迫。中心限月の6月限は1トロイオンス1295.30ドル(-21.60ドル)と、14日相場以来およそ2週間ぶりの安値に戻して取引きを終了。この日は外国為替市場でドルが対主要通貨で上昇し、ドルの代替投資先とされる金は売りが先行した。また、米中貿易協議は進展しているとの見方が広がったことで、投資家心理のリスク回避姿勢がやや緩和したほか、米国株式相場が反発した事も金相場の圧迫要因となり、下げ幅を広げる展開となった。途中、押し目を買われる場面もあったが、引き続きドル高の流れが重しとなり、そのまま売り優勢で取引きを終えた。
国内の金相場は、ドル高要因や株高に押されたNY相場を受け、軟調な展開に。小売ベースでは1gあたり4,998円(-57円)と、マイナス圏で推移し3日続落となりました。
《直近10日間の金相場価格推移(小売)》
03/29 4998円 (-57円)
03/28 5055円 (-37円)
03/27 5092円 (-1円)
03/26 5093円 (+38円)
03/25 5055円 (-19円)
03/22 5074円 (-27円)
03/20 5101円 (+13円)
03/19 5088円 (+9円)
03/18 5079円 (+11円)
03/15 5068円 (-29円)
直近10日間の金相場平均価格:5,070円/g
【パラジウム相場】28日のNYパラジウム相場は、前日同様このところの記録的高値に対する利確売りが出たほか、ドル高進行が圧迫要因となり調整地合いが継続。中心限月の6月限は1トロイオンス1309.70ドル(-111.80ドル)と、大きく値を下げ、先月1日相場以来およそ2ヵ月ぶりの安値に戻して取引きを終了。調整地合いとなった前日相場に続いて、この日のパラジウムも時間外取引きより軟調に推移し売りが先行した。世界的な景気鈍化への思惑が需要に影響を与えるとの見方が広がっていることや、テクニカル要因からも売りが進み、これまでの記録的な上昇に対する利益を確定する動きが旺盛となった。一方、米国株の上昇を眺めてやや買い戻される場面もあったが、ドル高進行が重しとなり、この日も売り優勢で取引きを終えた。
国内のパラジウムは、調整地合いが継続したNY相場を映して大幅続落。小売では1gあたり5,351円(-313円)と、3日続落し、先月5日相場以来およそ2ヵ月ぶりの安値に戻すなど、最近の高値水準から後退しました。
《直近10日間のパラジウム相場価格推移(小売)》
03/29 5351円 (-313円)
03/28 5664円 (-367円)
03/27 6031円 (-81円)
03/26 6112円 (+91円)
03/25 6021円 (-199円)
03/22 6220円 (-38円)
03/20 6258円 (+70円)
03/19 6188円 (+92円)
03/18 6096円 (-26円)
03/15 6123円 (+38円)
直近10日間のパラジウム相場平均価格:6,006円/g
現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。13:30現在の金相場は1トロイオンス1291.75ドル、パラジウムは1336.45ドル、為替は1$110円72銭前後の値動きで推移しております。