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【金相場】21日のNY金相場は、米連邦公開市場委員会(FOMC)声明を受けた買いが優勢となり反発。中心限月の4月限は1トロイオンス1307.30ドル(+5.60ドル)と、プラス圏に転じて取引きを終了。FRBは前日の連邦公開市場委員会(FOMC)終了後、年内の利上げを見送る見通しを表明。これまでは今年2回の利上げを想定していたが、景気減速への懸念を強め、金利変更を急がない姿勢を強調した。これを受けて、金利を生まない資産である金は買われ、相場はFOMC終了後に急伸する展開となった。ただ、この日午前に発表された米経済指標が堅調な内容だったことから、FOMC結果を受けて対ユーロで急落していたドルがじりじりと反転上昇したほか、安く始まった米株式相場が上昇に転じことも、金相場の重しとなり伸び悩む展開となった。
祝日明け国内の金相場は、4営業日ぶりに反落。小売ベースでは1gあたり5,074円(-27円)と、前日に付けた約3週間ぶりの高値から一服しました。
《直近10日間の金相場価格推移(小売)》
03/22 5074円 (-27円)
03/20 5101円 (+13円)
03/19 5088円 (+9円)
03/18 5079円 (+11円)
03/15 5068円 (-29円)
03/14 5097円 (+23円)
03/13 5074円 (+28円)
03/12 5046円 (-6円)
03/11 5052円 (+20円)
03/08 5032円 (-6円)
直近10日間の金相場平均価格:5,071円/g
【パラジウム相場】21日のNYパラジウム相場は、ドルの戻りや利益確定売りが出て小幅安に。中心限月の6月限は1トロイオンス1557.90ドル(-2.50ドル)と、9営業日ぶりに反落して取引きを終了。米国FRBが20日午後に米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果を発表し、年内の利上げを見送る方針を示した。これを受けてパラジウムは、時間外取引きでは前日までの堅調地合いを継続し小高く推移した。ただ、通常取引きに入ると、FOMC結果を受けて急落したドルが買い戻されたほか、前日まで8連騰し連日で最高値記録を更新するなど急騰していたことから、一部で利益確定売りが出たことも圧迫材料となり、この日は小幅ながら9営業日ぶりにマイナスサイドに転じて取引きを終えた。
国内のパラジウムは、3営業日ぶりにマイナスサイドに転じ反落。小売では1gあたり6,220円(-38円)と、連日の最高値記録更新が一服し、3営業日ぶりに値を下げました。
《直近10日間のパラジウム相場価格推移(小売)》
03/22 6220円 (-38円)
03/20 6258円 (+70円)
03/19 6188円 (+92円)
03/18 6096円 (-26円)
03/15 6123円 (+38円)
03/14 6085円 (+27円)
03/13 6058円 (±0円)
03/12 6058円 (+102円)
03/11 5956円 (-75円)
03/08 6031円 (-44円)
直近10日間のパラジウム相場平均価格:6,107円/g
現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。12:35現在の金相場は1トロイオンス1312.45ドル、パラジウムは1566.30ドル、為替は1$110円78銭前後の値動きで推移しております。