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【金相場】14日のNY金相場は、ドル高による割高感や、英国のEU離脱期限延期への楽観的見方から金買い需要が後退。中心限月の4月限は1トロイオンス1295.10ドル(-14.20ドル)と、3営業日ぶりに反落して取引きを終了。時間外取引きではポンド反落でドル安が一服したことや、中国経済に対する懸念から人民元が下落したことを受けて、金を売る動きが旺盛となり安寄りした。一方、この日発表された米国の1月新築住宅販売件数が市場予想を下回った事から、金は一時的に買い戻されるも、英国議会で欧州連合(EU)離脱延期を図る動議が賛成多数で可決されるとの見方が広がり、リスク選好意欲の高まりから逃避目的としての金買い需要は減少し、この日は3営業日ぶりに売り優勢で引けた。
なお、引け後では動議への賛成は412、反対は202で動議は可決された。
国内の金相場は、利確売りが出たNY相場を映して高値追いが一服。小売ベースでは1gあたり5,068円(-29円)と前日の上げを戻し、3営業日ぶりに反落となりました。
《直近10日間の金相場価格推移(小売)》
03/15 5068円 (-29円)
03/14 5097円 (+23円)
03/13 5074円 (+28円)
03/12 5046円 (-6円)
03/11 5052円 (+20円)
03/08 5032円 (-6円)
03/07 5038円 (-13円)
03/06 5051円 (+14円)
03/05 5037円 (-32円)
03/03 5069円 (-45円)
直近10日間の金相場平均価格:5,056円/g
【パラジウム相場】14日のNYパラジウム相場は、投資家のリスク回避姿勢の一服や、押し目を買われ4営業日続伸。中心限月の6月限は1トロイオンス1514.60ドル(+7.90ドル)と、月初来高値を抜いて、過去最高値を記録した2月26日相場(1519.70ドル)ぶりの高値水準に戻して取引きを終了。序盤は中国景気の悪化から、同国株の下げが意識されパラジウムも売り圧力がかかり時間外取引きでは小幅安で推移した。また、外国為替市場ではドル高が進んだほか、軟調となった他貴金属の値動きを眺めてパラジウムも相場を圧迫された。しかし、その後は英国のEU離脱期限延期への楽観的見方から相場は買い戻しに反転。米国株も下げを縮小し上昇に転じたことや、押し目買いが入ったことで、この日もプラス圏で取引きを終えた。
国内のパラジウムは、買い地合いが継続したNY相場を映して続伸。小売では1gあたり6,123円(+38円)と、過去最高値を記録した4日相場以来およそ2週間ぶりの高値となり、最高値水準に再浮上しました。
《直近10日間のパラジウム相場価格推移(小売)》
03/01 6123円 (+38円)
03/14 6085円 (+27円)
03/13 6058円 (±0円)
03/12 6058円 (+102円)
03/11 5956円 (-75円)
03/08 6031円 (-44円)
03/07 6075円 (+71円)
03/06 6004円 (-60円)
03/05 6064円 (-81円)
03/03 6145円 (+60円)
直近10日間のパラジウム相場平均価格:6,060円/g
現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。12:00現在の金相場は1トロイオンス1300.05ドル、パラジウムは1519.80ドル、為替は1$111円73銭前後の値動きで推移しております。