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【金相場】週明け11日のNY金相場は、株高などリスク選好意欲の高まりや利益確定売りに押され反落。中心限月の4月限は1トロイオンス1291.10ドル(-8.20ドル)と、マイナス圏に転じて取引きを終了。金相場は前週末に心理的な節目である1300ドル台に再び乗せた反動から、この日は利食い売りが先行した。また、中国人民銀行(中央銀行)総裁がさらなる景気刺激策を表明し、世界的な景気減速に対する過度の懸念が後退。続落して始まった米株相場が堅調に転じるなど、リスク選好意欲の高まりから金は相場を圧迫された。一方、パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長が10日、テレビのインタビューで、景気情勢を「忍耐強く」見極めると強調。利上げを当面休止する姿勢を改めて示したことは、金利を生まない資産である金を下支えした。
国内の金相場は、利確売りに押された週明けのNY相場を映して小反落。小売ベースでは1gあたり5,046円(-6円)と、横ばい圏ながらマイナスサイドに転じ反落しました。
《直近10日間の金相場価格推移(小売)》
03/12 5046円 (-6円)
03/11 5052円 (+20円)
03/08 5032円 (-6円)
03/07 5038円 (-13円)
03/06 5051円 (+14円)
03/05 5037円 (-32円)
03/03 5069円 (-45円)
03/01 5114円 (+1円)
02/28 5113円 (-19円)
02/27 5132円 (-15円)
直近10日間の金相場平均価格:5,068円/g
【パラジウム相場】週明け11日のNYパラジウム相場は、リスク選好意欲の高まりや、安値拾いの買いが入り上昇。中心限月の6月限は1トロイオンス1482.00ドル(+23.00ドル)と、3営業日ぶりに反発して取引きを終了。売りが続いた前週末相場の反動から、この日は安値拾いの買い戻しが入り序盤より上昇した。また、中国人民銀行(中央銀行)総裁がさらなる景気刺激策を表明した事から、過度な先行き不安が後退し投資家心理が改善。米国株が上昇に転じた事も意識され、上げ幅を拡大したパラジウムは一時1495ドルまで上昇した。その後、一部で持ち高調整売りが出るも、押し目買いや引き続き堅調な米国株が材料しされ、そのまま高値圏で取引きを終えた。
国内のパラジウムは、買い戻し優勢となった週明けのNY相場を映して急反発。小売では1gあたり6,058円(+102円)と、3営業日ぶりに値を上げ反発しました。
《直近10日間のパラジウム相場価格推移(小売)》
03/12 6058円 (+102円)
03/11 5956円 (-75円)
03/08 6031円 (-44円)
03/07 6075円 (+71円)
03/06 6004円 (-60円)
03/05 6064円 (-81円)
03/03 6145円 (+60円)
03/01 6085円 (+64円)
02/28 6021円 (-91円)
02/27 5132円 (-15円)
直近10日間のパラジウム相場平均価格:6,055円/g
現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。11:00現在の金相場は1トロイオンス1296.85ドル、パラジウムは1496.05ドル、為替は1$111円40銭前後の値動きで推移しております。