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【金相場】週末1日のNY金相場は、 世界的な株高を背景に安全資産とされる金需要は後退し5日続落。中心限月の4月限は1トロイオンス1299.20ドル(-16.90ドル)と、マイナス圏で推移して取引を終了。米通商代表部(USTR)が前日、3月1日に設定されていた米中両国による貿易協議の期限を延長すると正式に発表したことを受け、交渉の先行きに楽観的な見方が広がる中、この日は欧州やアジアの主要株価がほぼ全面高。また、米商務省が朝方に発表した2018年12月の個人消費支出(PCE)物価指数が低調な伸びとなったことから、米連邦準備制度理事会(FRB)による利上げ停止観測が一段と強まった事も圧迫材料となり、相場は売り圧力にさらされた。また、外国為替市場でドルがユーロに対して午前中ごろから強含みに転じ、ドル建ての金に割安感が薄れたことも相場を下押しする要因となった。
国内の金相場は、売り優勢となった週末のNY相場を映して反落。小売ベースでは1gあたり5,069円(-45円)と、マイナス圏に転じ反落しました。
《直近10日間の金相場価格推移(小売)》
03/03 5069円 (-45円)
03/01 5114円 (+1円)
02/28 5113円 (-19円)
02/27 5132円 (-15円)
02/26 5147円 (+6円)
02/25 5141円 (+26円)
02/22 5115円 (-61円)
02/21 5176円 (+9円)
02/20 5167円 (+56円)
02/19 5111円 (+17円)
直近10日間の金相場平均価格:5,129円/g
【パラジウム相場】週末1日のNYパラジウム相場は、他貴金属が軟調な展開となる中、リスク選好地合いから唯一買われ上伸。中心限月の6月限は1トロイオンス1506.10ドル(+4.60ドル)と、プラス圏で推移し買い優勢で取引を終了。この日のパラジウムは、堅調な展開となった前日相場の流れを引き継ぎ序盤より買いが先行した。また、米中貿易協議に楽観的見方が広がった事で、投資家心理が改善し欧米株価が上昇した事や、引き続き供給への先行き不安が材料となりパラジウムは堅調に推移した。途中、ドル高進行や他貴金属の下げを眺めて上げ幅を縮小する場面もあったが、週末を控えた持ち高調整買いや、堅調な米国株が支援材料となり、この日もプラス圏で取引を終えた。
国内のパラジウムは、堅調に推移した週末のNY相場を映して上げ幅を拡大。小売では1gあたり6,145円(+60円)と、先月27日に付けた高値を再更新し、史上最高値を記録しました。
《直近10日間のパラジウム相場価格推移(小売)》
03/03 6145円 (+60円)
03/01 6085円 (+64円)
02/28 6021円 (-91円)
02/27 5132円 (-15円)
02/26 5147円 (+6円)
02/25 5141円 (+26円)
02/22 5115円 (-61円)
02/21 5176円 (+9円)
02/20 5167円 (+56円)
02/19 5111円 (+17円)
直近10日間のパラジウム相場平均価格:5,950円/g
現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。11:40現在の金相場は1トロイオンス1299.75ドル、パラジウムは1516.50ドル、為替は1$111円95銭前後の値動きで推移しております。