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【金相場】27日のNY金相場は、対ユーロでのドル上昇に伴う割高感などが重しとなりマイナス圏で推移。中心限月の4月限は1トロイオンス1321.20ドル(-7.30ドル)と、3営業日続落して取引きを終了。パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長は前日の議会証言で、利上げ判断を急がない姿勢を改めて強調。これを受けて金相場は買いが進み、未明ごろまではプラス圏で推移していた。しかし、朝方以降は外国為替市場でのドル買い・ユーロ売りの流れを受け、ドル建てで取引される商品に割高感が生じたことから、相場はじりじりと下落。午後に入って上げ幅を縮小しマイナス圏に沈下した。ただこの日は、インド、パキスタン両国の空軍機による交戦が伝えられたほか、2回目の米朝首脳会談がベトナムで行われるなど、地政学的リスクを意識させるイベントが重なり、金商品に対する売り圧力も限定的だった。
国内の金相場は、売り優勢となったNY相場を映して続落。小売ベースでは1gあたり5,113円(-19円)と、マイナス圏での値動きとなりました。
《直近10日間の金相場価格推移(小売)》
02/28 5113円 (-19円)
02/27 5132円 (-15円)
02/26 5147円 (+6円)
02/25 5141円 (+26円)
02/22 5115円 (-61円)
02/21 5176円 (+9円)
02/20 5167円 (+56円)
02/19 5111円 (+17円)
02/18 5094円 (+31円)
02/15 5063円 (±0円)
直近10日間の金相場平均価格:5,126円/g
【パラジウム相場】27日のNYパラジウム相場は、このところの急騰に対する利確売りや、ドル高・株安が意識され相場を圧迫。中心限月の6月限は1トロイオンス1477.20ドル(-42.50ドル)と、4営業日ぶりに値を下げ反落して取引きを終了。前3日間にわたって連日で史上最高値を更新するなど急騰していた事から、この日のパラジウムは一部で利益確定売りが出て序盤より軟調となった。また、外国為替市場ではドル高・ユーロ安が進んだことや、株式相場も軟調となった事が意識され、この日は上値追いが一服し、4営業日ぶりにマイナス圏に転じて取引きを終えた。
国内のパラジウムは、利確売りが出たNY相場を映して4営業日ぶりに反落。小売では1gあたり6,021円(-91円)と、前日までの最高値更新が一服し、本日はマイナス圏での値動きとなりました。
《直近10日間のパラジウム相場価格推移(小売)》
02/28 6021円 (-91円)
02/27 5132円 (-15円)
02/26 5147円 (+6円)
02/25 5141円 (+26円)
02/22 5115円 (-61円)
02/21 5176円 (+9円)
02/20 5167円 (+56円)
02/19 5111円 (+17円)
02/18 5094円 (+31円)
02/15 5063円 (±0円)
直近10日間のパラジウム相場平均価格:5,839円/g
現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。12:25現在の金相場は1トロイオンス1321.55ドル、パラジウムは1489.05ドル、為替は1$110円86銭前後の値動きで推移しております。