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2019年02月20日国内貴金属は軒並み直近高値を更新↑金は約1年1ヶ月ぶりの高値を付け、パラジウムは歴代高値を再更新。

【金相場】連休明け19日のNY金相場は、ドル安を背景に買いが旺盛となり上げ幅を拡大。中心限月の4月限は1トロイオンス1344.80ドル(+22.70ドル)と急騰し、中心終値では昨年4月10日相場以来およそ10ヶ月ぶりの高値で取引きを終了。外国為替市場では朝方から対ユーロでドル安が進行。ドル建てで取引される金商品に割安感が生じ買いが先行した。また、連休明けや、テクニカル面からの買いも入り上げ幅を拡大。この日は終始買い一辺倒な展開となり、終値では約10ヶ月ぶりの高値を付けて取引きを終えた。世界的な景気減速懸念がくすぶっているほか、米国が利上げを休止するとの観測が根強く、安全資産としての金に注目が集まっている。

国内の金相場は、連休明けのNY相場が一段高となった事を映して3連騰と上伸。小売ベースでは1gあたり5,167円(+56円)と、年初来高値を抜いて、昨年1月26日相場以来およそ1年1ヶ月ぶりの高値を更新しました。

《直近10日間の金相場価格推移(小売)》

02/20  5167円 (+56円)

02/19  5111円 (+17円)

02/18  5094円 (+31円)

02/15  5063円 (±0円)

02/14  5063円 (+13円)

02/13  5050円 (+12円)

02/12  5038円 (+19円)

02/08  5019円 (+4円)

02/07  5015円 (-30円)

02/06  5045円 (+8円)

直近10日間の金相場平均価格:5,067円/g


【パラジウム相場】連休明け19日のNYパラジウム相場は、ドル安による割安感や供給不安が買いを促し急騰。中心限月の3月限は1トロイオンス1453.90ドル(+46.70ドル)と、大幅続伸し連日で史上最高値を更新して取引きを終了。なお、1日の上げ幅では過去最大水準に達した。堅調となった前週末相場の流れを受けて、この日のパラジウムは序盤より買いが先行した。また、ドル安による割安感が意識されたほか、供給逼迫への先行き不安が買いを促し上げ幅を拡大。相場は一時1465.80ドルまで急伸し、一代高値を記録した。その後、株式市場の値動きを眺めて、やや上値を縮める場面もあったが、金など他貴金属の上昇や、テクニカルな買いも支えとなり、終値では前営業日に続いて過去最高値で取引きを終えた。
現在価格が逆転している金との価格差は+109.10ドル(パラジウム高)と、過去最大となった。

国内のパラジウムは、連休明けのNY相場が急騰し歴代高値を再更新した事を映して大幅続上伸。小売では1gあたり5,805円(+98円)と、史上最高値を記録し、連日で価格水準を切り上げております。

《直近10日間のパラジウム相場価格推移(小売)》

02/20  5643円 (+97円)

02/19  5546円 (+124円)

02/18  5373円 (+49円)

02/15  5373円 (+49円)

02/14  5324円 (±0円)

02/13  5324円 (+70円)

02/12  5254円 (+16円)

02/08  5238円 (+38円)

02/07  5200円 (-11円)

02/06  5211円 (+38円)

直近10日間のパラジウム相場平均価格:5,515円/g


現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。11:05現在の金相場は1トロイオンス1348.05ドル、パラジウムは1476.90ドル、為替は1$110円86銭前後の値動きで推移しております。 

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