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【金相場】週明け4日のNY金相場は、前週末発表の堅調な米経済指標を手掛かりとしたドル高基調に圧迫され小幅続落。中心限月の4月限は1トロイオンス1319.30ドル(-2.80ドル)と、マイナス圏で取引きを終了。前週末1日に発表された米雇用統計や米サプライ管理協会(ISM)製造業景況指数が市場予想に比べて良好な内容となったため、この日の外国為替市場ではドルがユーロなどに対して上伸。また、米連邦準備制度理事会(FRB)が利上げ休止の可能性を示唆する中、欧米の株価が底堅く推移したほか、金相場は前週に約9カ月ぶりの高値を付けたことから、利益確定の売りも出やすかったもよう。ただ、中国の春節(旧正月)入りに伴って金需要が膨らんでいるほか、世界経済の先行き不透明感を背景に各国の中央銀行が金準備を拡大しているとの報告を受け、じりじりと下げ幅を縮小する展開となった。
国内の金相場は、NY相場の値動きや為替動向から横ばいで推移し前日比変わらず。小売ベースでは1gあたり5,037円(±0円)と、前営業日に付けたおよそ7ヶ月半(昨年6月15日相場)ぶりの水準で高止まりとなりました。
《直近10日間の金相場価格推移(小売)》
02/05 5037円 (±0円)
02/04 5037円 (+10円)
02/01 5027円 (+10円)
01/31 5017円 (+12円)
01/30 5005円 (+29円)
01/29 4976円 (+4円)
01/28 4972円 (+51円)
01/25 4921円 (-1円)
01/24 4837円 (+4円)
01/23 4919円 (+4円)
直近10日間の金相場平均価格:4,983円/g
【パラジウム相場】週明け4日のNYパラジウム相場は、株高が進むなど投資家心理の改善や、押し目買いも入り上げ幅を拡大。中心限月の3月限は1トロイオンス1330.40ドル(+16.80ドル)と、先月18日相場以来およそ3週間ぶりの高値に戻し、歴代高値圏内に再浮上して取引きを終了。この日のパラジウムは、買いが優勢となった前週末相場の流れを引き継ぎ序盤より堅調に推移した。また、株式相場が上昇するなど投資家心理が改善したことや、このところの下げに対する反動買い、押し目買いも入り、相場は一時1336ドル超まで上昇した。途中、ドル高進行からやや上値を抑えられる場面もあったが、引き続き堅調な株式市場や他貴金属の上昇が意識され、そのまま高値圏で取引きを終えた。
国内のパラジウムは、堅調に推移したNY相場や円安要因からプラス圏で推移し急伸。小売では1gあたり5,335円(+70円)と、一代高値水準に再浮上したNY相場を受けて、国内でも上げ幅を拡大し先月21日相場以来およそ2週間ぶりの高値となりました。
《直近10日間のパラジウム相場価格推移(小売)》
02/05 5335円 (+70円)
02/04 5265円 (+49円)
02/01 5216円 (-38円)
01/31 5254円 (+43円)
01/30 5211円 (+49円)
01/29 5162円 (-92円)
01/28 5254円 (+87円)
01/25 5167円 (-87円)
01/24 5254円 (+22円)
01/23 5232円 (-65円)
直近10日間のパラジウム相場平均価格:5,235円/g
現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。12:40現在の金相場は1トロイオンス1316.55ドル、パラジウムは1335.70ドル、為替は1$109円99銭前後の値動きで推移しております。