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【金相場】24日のNY金相場は、対ユーロでドルが強含んだことに伴う割高感など押され3営業日ぶりに反落。中心限月の2月限は1トロイオンス1279.80ドル(-4.20ドル)と、マイナス圏に転じて取引きを終了。欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁は24日の定例理事会後の記者会見で、ユーロ圏の成長リスクについてダウンサイドへの傾斜がみられると述べた上で、「保護主義の脅威など根強い不透明感が景況感を圧迫している」と発言。これを受け、外国為替市場ではドルが対ユーロで強含みに推移。ドル建てで取引される金商品は割高感につながり、売り圧力がかかった。ただ、米中貿易摩擦や米政府機関閉鎖、さらに英国の欧州連合(EU)離脱問題など、内外に不安材料が山積する中、安全資産とされる金には一定の買い支えも入り下値は限定的となった。
国内の金相場は、マイナス圏に転じたNY相場を映して小反落。小売ベースでは1gあたり4,921円(-1円)と、横ばい圏ながら小幅に値を下げ3営業日ぶりに反落しました。
《直近10日間の金相場価格推移(小売)》
01/25 4921円 (-1円)
01/24 4837円 (+4円)
01/23 4919円 (+4円)
01/22 4915円 (-11円)
01/21 4926円 (-15円)
01/18 4941円 (+4円)
01/17 4937円 (+28円)
01/16 4909円 (+4円)
01/15 4905円 (+13円)
01/11 4892円 (-6円)
直近10日間の金相場平均価格:4,919円/g
【パラジウム相場】24日のNYパラジウム相場は、世界経済への先行き不透明感や、このところの高値圏に対する利確売りが継続し反落。中心限月の3月限は1トロイオンス1280.70ドル(-27.50ドル)と、マイナス圏に転じて取引きを終了。この日のパラジウムは、買いが優った前日相場の流れを引き継ぎ時間外取引きでは買いが先行した。その後、欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁の発言を受けて、外国為替市場ではドル高・ユーロ安が進行。ドル建てのパラジウムは割高感が意識されたほか、米中貿易摩擦や米政府機関閉鎖、さらに英国の欧州連合(EU)離脱問題など、世界経済への先行き不安や、このところの急騰に対する利益確定を目的とした売りも出た事で、調整地合いとなった。
国内のパラジウムは、売り優勢となったNY相場を映して反落。小売では1gあたり5,167円(-87円)と、マイナス圏に転じ反落しました。
《直近10日間のパラジウム相場価格推移(小売)》
01/25 5167円 (-87円)
01/24 5254円 (+22円)
01/23 5232円 (-65円)
01/22 5297円 (-70円)
01/21 5367円 (-60円)
01/18 5427円 (+152円)
01/17 5275円 (+172円)
01/16 5103円 (+11円)
01/15 5092円 (+38円)
01/11 5054円 (-32円)
直近10日間のパラジウム相場平均価格:5,227円/g
現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。11:45現在の金相場は1トロイオンス1283.85ドル、パラジウムは1282.50ドル、為替は1$109円75銭前後の値動きで推移しております。