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2014年12月12日海外相場では値を下げたものの、円安要因から国内金相場は反発↑

11日のNY金相場は良好な内容となった米の経済指標や、ドルが上昇に転じた事から売りが優勢となり続落。中心限月の2月限は1トロイオンス1225.60ドルと、前日終値比-3.60ドルで取引きを終了。この日の金相場は、最近上昇した高値反動から売りが優勢の展開となり序盤から軟調に推移。途中、安値拾いの買いが入った事からプラスに転じる場面もあったが、この日発表された米の主要経済指標(11月小売売上高・週次新規失業保険申請件数)が、軒並み良好な内容となった事から、最近のリスクオフがやや緩和され株式相場が上昇。外為市場でもドルが反発した事で、相対的に金は売られマイナス圏に沈んだ。また、この日原油相場が一段安を付けた事も売り材料視された。ただ、依然として世界経済の先行き不透明感から安全資産として金を買う動きや、アジア圏の実需買いが相場を支え下げは小幅となった。


国内の金相場は為替が円安に振れた事から反発。小売ベースでは1gあたり5,093円(+39円)と前日の急落から持ち直し小売では再び5,100円圏内と、直近の高値水準まで上昇しました。

今週5営業日の金相場は、値を上げた日が4日(8日・9日・10日・12日)、下げた日は11日相場のみと、海外相場高や為替要因から大きく価格水準を伸ばして上伸。週初めより3連日上昇し10日には5,124円と、昨年4月12日相場以来およそ1年8か月ぶりの高値を更新。また、同日ぶりに5,100円台へ価格をのせるなど一段高をつけました。昨日は為替が円高に振れた事や、海外相場が値を下げた事を映して国内相場も一服しましたが、本日は米の経済指標が良好な内容となった事から再びドル買いが活発化。衆院選を前にした結果予測から円売りが進行した事もあり国内金相場は反発し、再び直近の高値圏内へ値戻しました。

円安要因から11月以降急騰している国内の金相場は、10月末から本日までに1gあたり+491円と、率では+9.8%上昇しており、価格水準を一段切り上げて推移。週間では最高値:5,124円(10日相場)、最安値:5,053円(8日相場)、平均価格は5078.8円/gとなっており、前週5営業日平均(1日~5日:4967.8円)に対し1gあたり+111円(+2.2%)と、5週連続で前週平均比プラスとなりました。(5週の上げ幅+454.2円/g:+9.2%)

≪今週5営業日の金相場価格推移(小売ベース)≫

12/12 5093円 (+39円)

12/11 5054円 (-70円)

12/10 5124円 (+54円) ※最高値

12/09 5070円 (+17円)

12/08 5053円 (+16円) ※最安値

5営業日の金平均価格:5078.8円/g


現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。

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