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2018年12月11日国内金相場は小幅高に振れ続伸したほか、パラジウムは上げ幅を拡大し高値水準に再浮上↑

【金相場】週明け10日のNY金相場は、ドル高・ユーロ安に伴う割高感から圧迫されマイナス圏に反転。中心限月の2月限は1トロイオンス1249.40ドル(-3.20ドル)と、3営業日ぶりに反落して取引きを終了。この日の金相場は、通常取引き開始前の時間外では買いが先行し一時1256.60ドルまで上昇する場面もあった。一方、メイ英政権が議会下院で11日に予定していた欧州連合(EU)離脱合意案の採択延期を表明したことをきっかけに、外国為替市場ではドルが対ユーロで急上昇。ドル建てで取引される商品に割高感が生じ、金相場にも下押し圧力がかかったほか、前日には7月中旬以来およそ5ヶ月ぶりの高値をつけた反動もあって、利益確定売りが出やすく軟調な展開となった。 ただ、世界的な株安傾向で投資家のリスク選好意欲が減退し、安全資産としての金需要も底堅く、下げは限定的に。また、米景気減速や米中貿易摩擦激化への懸念が広がる中、米連邦準備制度理事会(FRB)による利上げ局面が想定よりも早期に終了するとの観測がくすぶっていることも、金には引き続き支援材料となった。

国内の金相場は、NY相場ではマイナス圏で推移し反落したものの、時間外取引での戻りや円安要因から下げを埋めて上昇。小売ベースでは1gあたり4,926円(+2円)と、横ばいながら小幅続伸し、前日相場同様に6月19日相場以来およそ6ヶ月ぶりの高値となりました。

《直近10日間の金相場価格推移(小売)》

12/11  4926円 (+2円)

12/10  4924円 (+31円)

12/07  4893円 (-11円)

12/06  4904円 (+8円)

12/05  4896円 (-1円)

12/04  4897円 (+33円)

12/03  4778円 (+1円)

11/30  4863円 (+2円)

11/29  4861円 (+21円)

11/28  4840円 (-19円)

直近10日間の金相場平均価格:4,887円/g


【パラジウム相場】週明け10日のNYパラジウム相場は、買いが先行した後、ドル高や他貴金属の軟調さを受けて売り優勢に反転。中心限月の3月限は1トロイオンス1158.70ドル(-12.10ドル)と、マイナス圏に転じて取引きを終了。この日のパラジウムは、時間外取引では押し目を買われ一時1180ドルを付けるなど堅調に推移した。その後、中国の貿易統計で輸出入が事前予想を下回り、景気の先行き懸念が意識されたほか、英国のEU離脱を巡る不透明感の高まりを背景に、外国為替市場でドルがポンドやユーロなどに対して上昇した事から割高感が意識され圧迫された。また、世界的な株安傾向で投資家のリスク選好意欲が後退した事も売り材料となった。ただ、米国株の下げが一服した事から下値は限定的となった。

国内のパラジウムは、NY相場では売りが優り反落するも、引け後の戻りや円安要因からプラス圏で推移し上伸。小売では1gあたり4,908円(+48円)と続伸し、4700円台にのせるなど最高値圏内に再浮上しました。

《直近10日間のパラジウム相場価格推移(小売)》

12/11  4908円 (+48円)

12/10  4860円 (+38円)

12/07  4822円 (-124円)

12/06  4946円 (+32円)

12/05  4914円 (+87円)

12/04  4827円 (+65円)

12/03  4762円 (+21円)

11/30  4741円 (±0円)

11/29  4579円 (+102円)

11/28  4477円 (+33円)

直近10日間のパラジウム相場平均価格:4,816円/g


現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。12:35現在の金相場は1トロイオンス1248.35ドル、パラジウムは1165.20ドル、為替は1$113円06銭前後の値動きで推移しております。

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