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2018年11月27日週明けのNY市場を映して、国内貴金属は総じてプラス圏に転じ反発↑

【金相場】週明け26日のNY金相場は、買いが先行するもドルの値動きを眺めて売り戻し小幅安。中心限月の12月限は1トロイオンス1222.40ドル(-0.80ドル)と、ほぼ横ばい圏ながら小幅続落して取引きを終了。外国為替市場では前日夜からドル売り・ユーロ買いが先行。ドル建てで取引される金商品に割安感が生じ、朝方までは金買いが優勢となっていた。また、米連邦準備制度理事会(FRB)高官らがこのところ世界景気の減速リスクに警戒感を表明していたことから、FRBによる利上げの打ち止め時期が前倒しにされるのではないかとの観測が浮上していることも、金には支援材料だった。 ただ、外国為替市場では早朝に反転しドルが上昇。その上、この日の米株相場が大幅反発して始まったことから、安全資産としての金需要が減退し、次第に上げ幅を縮小した。28日にはパウエルFRB議長による講演が予定されているほか、30日~12月1日には20カ国・地域(G20)首脳会議、さらにそれに合わせて米中首脳会談も開かれる見通しで、金市場は幾分様子見ムードも広がっていた。

国内の金相場は、NY相場では横ばい圏ながら小幅安に振れるも、為替が円安に傾斜したことを受けて反発。小売ベースでは1gあたり4,860円(+13円)と、前日の下げを埋めて、9日相場以来およそ3週間ぶりの高値に値戻しました。

《直近10日間の金相場価格推移(小売)》

11/27  4860円 (+13円)

11/26  4847円 (-10円)

11/22  4772円 (+32円)

11/21  4825円 (-3円)

11/20  4828円 (-12円)

11/19  4840円 (-1円)

11/16  4841円 (+16円)

11/15  4825円 (+11円)

11/14  4814円 (+20円)

11/13  4708円 (-46円)

直近10日間の金相場平均価格:4,833円/g


【パラジウム相場】週明け26日のNYパラジウム相場は、安値反動や株高を受けて買い戻しが強まり反発。中心限月の12月限は1トロイオンス1124.70ドル(+10.20ドル)と、買い優勢で取引きを終了。この日のパラジウムは、外国為替市場ではドル売り・ユーロ買いが旺盛となった事で割安感が意識されたほか、前週末の下げをに対する反動買いが入り、序盤より堅調に推移した。また、ロシア・ウクライナの緊張の高まりや、原油相場の上昇、米国株が大幅反発した事もプラス材料となり、一時1130ドル超まで上げ幅を拡大するなど堅調地合いとなった。

国内のパラジウムは、買いが優ったNY相場を映して上昇。小売では1gあたり4,606円(+92円)と、前日のほぼ下げを戻し、本日はプラス圏での値動きとなりました。

《直近10日間のパラジウム相場価格推移(小売)》

11/27  4606円 (+92円)

11/26  4352円 (-103円)

11/22  4455円 (+38円)

11/21  4579円 (-59円)

11/20  4638円 (-76円)

11/19  4714円 (+76円)

11/16  4638円 (+108円)

11/15  4530円 (+48円)

11/14  4482円 (+71円)

11/13  4481円 (-81円)

直近10日間のパラジウム相場平均価格:4,573円/g


現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。12:10現在の金相場は1トロイオンス1224.85ドル、パラジウムは1122.70ドル、為替は1$113円46銭前後の値動きで推移しております。

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