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【金相場】週明け19日のNY金相場は、ドル安の流れや軟調となった米国株を背景に買いが優り4日上伸。中心限月の12月限は1トロイオンス1225.30ドル(+2.30ドル)と、7日相場以来およそ1週間半ぶりの高値に戻して取引きを終了。前営業日まで3日続伸していた反動から、この日は利益確定の売りが先行し序盤は小安く推移した。ただ、発表された米NAHB/ウエルズ・ファーゴ住宅建設業者指数が2014年来の低水準となった事をきっかけに、外国為替市場ではドル安に振れたことを受けて、金に割安感が生じ徐々に買い戻しの展開となった。また、この日は米株相場が次第に下げ足を速める中、「質への逃避先」として買われた面もあったほか、米連邦準備制度理事会(FRB)高官らが週末に相次いで世界景気の減速リスクに警戒感を示したことから、FRBによる利上げ打ち止め時期が前倒しされるのではないかとの観測が浮上した事も支援材料となり、この日もプラス圏で取引きを終えた。
国内の金相場は、為替が円高に傾斜した事から値を下げ続落。小売ベースでは1gあたり4,828円(-12円)と、値を下げマイナス圏での値動きとなりました。
《直近10日間の金相場価格推移(小売)》
11/20 4828円 (-12円)
11/19 4840円 (-1円)
11/16 4841円 (+16円)
11/15 4825円 (+11円)
11/14 4814円 (+20円)
11/13 4708円 (-46円)
11/12 4839円 (-45円)
11/09 4884円 (+3円)
11/08 4881円 (-2円)
11/07 4883円 (-2円)
直近10日間の金相場平均価格:4,843円/g
【パラジウム相場】週明け19日のNYパラジウム相場は、米国株の下げや利益確定を目的とした売りに押され5営業日ぶりに反落。中心限月の12月限は1トロイオンス1141.30ドル(-13.30ドル)と、前日までの高値記録更新が一服して取引きを終了。この日のパラジウムは、押し目買いなどから前日までの堅調地合いを引き継ぎ序盤は小高く推移した。一方、軟調となった米国株を眺めて売りが出ると、前日までに過去最高値を更新するなど急騰していた反動から、利益確定売りに押され相場を圧迫。ドル安が下支えとなるも、売りが優勢となり5営業日ぶりにマイナス圏に転じて取引きを終えた。
国内のパラジウムは、利確売りに押された週明けのNY相場を映して反落。小売では1gあたり4,638円(-76円)と、連日の高値更新が一服し5営業日ぶりに反落。前日には過去最高値を記録するも、前日の上げ幅をそのまま戻し本日はマイナス圏での値動きとなりました。
《直近10日間のパラジウム相場価格推移(小売)》
11/20 4638円 (-76円)
11/19 4714円 (+76円)
11/16 4638円 (+108円)
11/15 4530円 (+48円)
11/14 4482円 (+71円)
11/13 4481円 (-81円)
11/12 4492円 (-44円)
11/09 4536円 (-5円)
11/08 4541円 (+59円)
11/07 4482円 (-48円)
直近10日間のパラジウム相場平均価格:4,546円/g
現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。13:55現在の金相場は1トロイオンス1225.90ドル、パラジウムは1150.15ドル、為替は1$112円50銭前後の値動きで推移しております。