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2018年11月15日国内貴金属はプラチナを除いて上伸↑金・パラジウムは共に値を伸ばし、パラジウムは高値圏へ再浮上。

【金相場】14日のNY金相場は、英国のEU離脱を巡る先行き不安、欧米諸国の株安などを意識され買いが優勢の展開に。中心限月の12月限は1トロイオンス1210.10ドル(+8.70ドル)と、5営業日ぶりに反発し、先週8日相場(約1週間)ぶりの高値に戻して取引きを終了。この日は、ドルがユーロに対して堅調を維持する中、ドルと逆相関関係にある金商品は時間外取引きでは相場を圧迫され安寄りした。しかし、日中取引に入ると前日までの下げに対する値ごろ感が意識され買い戻しが活発化。欧州株価に続いて米国株が下げ足を速めたことや、英国の欧州連合(EU)離脱をめぐる暫定合意案の協議結果に警戒感が広がり、安全資産とされる金は急速に買いを集めて、大きく上値を伸ばす展開となった。

国内の金相場は、NY相場が5営業日ぶりに反発した事を受けて上伸。小売ベースでは1gあたり4,825円(+11円)と、プラス圏で推移し続伸しました。

《直近10日間の金相場価格推移(小売)》

11/15  4825円 (+11円)

11/14  4814円 (+20円)

11/13  4708円 (-46円)

11/12  4839円 (-45円)

11/09  4884円 (+3円)

11/08  4881円 (-2円)

11/07  4883円 (-2円)

11/06  4885円 (-12円)

11/05  4897円 (+21円)

11/02  4876円 (+65円)

直近10日間の金相場平均価格:4,858円/g


【パラジウム相場】14日のNYパラジウム相場は、金の上昇や押し目買い、ドル高一服を背景に買いが強まり上伸。中心限月の12月限は1トロイオンス1110.20ドル(+18.10ドル)と、先週8日相場(1週間)ぶりの高値となり、再度1100ドル台に戻して取引きを終了。この日のパラジウムは、ドル高などを受けて時間外取引きでは売りが先行し軟調に推移していた。しかし、その後は原油相場の反発や、銅や金などの上昇をキッカケに買い戻しに反転。ドル高一服による割安感や、押し目買いもあって急速に上げ幅を拡大したパラジウムは一時1117ドルまで値を伸ばす場面もあった。途中、リスクオフの流れからやや上値を抑えられる場面もあったが、引き続きドル安が買い材料となり、そのまま高値圏を維持して取引きを終えた。

国内のパラジウムは、堅調地合いとなったNY相場を映して上げ幅を拡大。小売では1gあたり4,530円(+48円)と、先週9日相場以来およそ1週間ぶりの高値に値戻し、高値圏に再浮上しました。

《直近10日間のパラジウム相場価格推移(小売)》

11/15  4530円 (+48円)

11/14  4482円 (+71円)

11/13  4481円 (-81円)

11/12  4492円 (-44円)

11/09  4536円 (-5円)

11/08  4541円 (+59円)

11/07  4482円 (-48円)

11/06  4530円 (+65円)

11/05  4465円 (+97円)

11/02  4368円 (+54円)

直近10日間のパラジウム相場平均価格:4,484円/g


現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。12:00現在の金相場は1トロイオンス1212.55ドル、パラジウムは1112.35ドル、為替は1$113円53銭前後の値動きで推移しております。

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