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【金相場】週末9日のNY金相場は、米連邦公開市場委員会(FOMC)がさらなる漸進的な利上げを継続する方針を維持した事から、ドル高進行に圧迫され売り優勢の展開に。中心限月の12月限は1トロイオンス1208.60ドル(-16.50ドル)と、続落して取引きを終了。米連邦準備制度理事会(FRB)は前日の連邦公開市場委員会(FOMC)で、政策金利の据え置きを決定した上で、12月利上げの可能性も含めて漸次的な利上げを継続する方針を示した事から、外国為替市場ではドル買い・ユーロ売りが進行。ドル建ての金商品は割高感が意識され序盤より売りが先行した。また、週末を控えた持ち高調整や、原油をはじめとする商品相場全体の弱地合いもあって、この日はマイナス圏で取引きを終えた。
国内の金相場は、ドル高に圧迫された週末のNY市場を映して反落。小売ベースでは1gあたり4,839円(-45円)と、マイナス圏に転じ反落しました。
《直近10日間の金相場価格推移(小売)》
11/12 4839円 (-45円)
11/09 4884円 (+3円)
11/08 4881円 (-2円)
11/07 4883円 (-2円)
11/06 4885円 (-12円)
11/05 4897円 (+21円)
11/02 4876円 (+65円)
11/01 4811円 (-28円)
10/31 4839円 (-6円)
直近10日間の金相場平均価格:4,864円/g
【パラジウム相場】週末9日のNYパラジウム相場は、ドル高・株安を背景に利益確定売りが出て続落。中心限月の12月限は1トロイオンス1097.50ドル(-18.60ドル)と、売り優勢で取引きを終了。前日の米連邦公開市場委員会(FOMC)が、さらなる漸進的な利上げを継続する方針を維持したことで外国為替市場ではドル買いが進行。ドル建てのパラジウムは他貴金属同様に割高感が意識され時間外取引きより安寄りした。また、このところの高値推移による利益確定売りが出やすかったほか、軟調となった原油相場や米国株を眺めて、パラジウムも相場を圧迫され、売り優勢で取引きを終えた。
国内のパラジウムは、ドル高や利確売りが出た週末のNY相場を映してマイナス圏での値動きに。小売では1gあたり4,492円(-44円)と、値を下げ続落しました。
《直近10日間のパラジウム相場価格推移(小売)》
11/12 4492円 (-44円)
11/09 4536円 (-5円)
11/08 4541円 (+59円)
11/07 4482円 (-48円)
11/06 4530円 (+65円)
11/05 4465円 (+97円)
11/02 4368円 (+54円)
11/01 4314円 (+5円)
10/31 4309円 (-32円)
10/30 4341円 (-22円)
直近10日間のパラジウム相場平均価格:4,438円/g
現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。12:30現在の金相場は1トロイオンス1216.55ドル、パラジウムは1104.70ドル、為替は1$113円99銭前後の値動きで推移しております。