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【金相場】7日のNY金相場は、米中間選挙速報を受けて乱高下したのち、民主党の下院奪還見通しを受けて上昇。中心限月の12月限は1トロイオンス1228.70ドル(+2.40ドル)と、4営業日ぶりに反発して取引きを終了。この日の外国為替市場では前日夜からドルが対ユーロで下落し、ドル建てで取引される金商品に割安感が生じたため買いが先行した。また、6日に投開票が行われた米中間選挙では、上院は共和党が多数派を維持する一方、下院は野党民主党が8年ぶりに過半数を奪還し、上下院で「ねじれ」が生じた。共和党の両院支配は失われたことから、金にとってはプラス材料となり堅調な展開となった。ただ、米国株が大幅続伸したほか、米連邦公開市場委員会(FOMC)の声明発表を翌8日に控え、買い一巡後は様子見ムードが広がった。
国内の金相場は、NY市場では4営業日ぶりに買いが優るも、時間外取引きでの下げや為替要因から上げを消化しマイナス圏へ。小売では1gあたり4,81円(-2円)と、前日同様に小幅安となり、3日続落となりました。
《直近10日間の金相場価格推移(小売)》
11/08 4881円 (-2円)
11/07 4883円 (-2円)
11/06 4885円 (-12円)
11/05 4897円 (+21円)
11/02 4876円 (+65円)
11/01 4811円 (-28円)
10/31 4839円 (-6円)
10/30 4845円 (+11円)
10/26 4849円 (+6円)
直近10日間の金相場平均価格:4,860円/g
【パラジウム相場】7日のNYパラジウム相場は、米中間選挙で民主党の下院奪還見通しを受けてドル安・株高に振れたことが支援要因となり反発。中心限月の12月限は1トロイオンス1120.70ドル(+25.40ドル)と、前日の下げを埋め、再度過去最高値(1122.80ドル)水準に戻して取引きを終了。この日のパラジウムは、米国の中間選挙速報を受け、ドル安が進行した事が支援要因となり、パラジウムは時間外取引きより買いが先行した。また、前日には高値反動による利確売りが出た事もあって、この日は買い戻しが台頭。米国株が大幅続伸した事も相場を押し上げ、一時1124.30ドルまで上げ幅を拡大した。その後、ドル安が一服した事から、上値を抑えられる場面もあったが、金やプラチナなど他貴金属の上昇や、引き続き米国株が堅調に推移した事が材料視され、結局高値圏を維持して取引きを終えた。
国内のパラジウムは、NY相場が再度高値圏に浮上するなど反発した事を映して上昇。小売では1gあたり4,541円(+59円)と、前日の下げを埋めて一代高値を更新。約17年9ヶ月ぶりに最高値を更新した6日(10月24日も同額)相場を抜いて、史上最高値を記録しました
《直近10日間のパラジウム相場価格推移(小売)》
11/08 4541円 (+59円)
11/07 4482円 (-48円)
11/06 4530円 (+65円)
11/05 4465円 (+97円)
11/02 4368円 (+54円)
11/01 4314円 (+5円)
10/31 4309円 (-32円)
10/30 4341円 (-22円)
10/29 4363円 (-11円)
10/26 4374円 (-81円)
直近10日間のパラジウム相場平均価格:4,409円/g
現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。11:05現在の金相場は1トロイオンス1228.45ドル、パラジウムは1119.30ドル、為替は1$113円60銭前後の値動きで推移しております。