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【金相場】1日のNY金相場は、発表された米経済指標を背景にドル安・ユーロ高が進んだ事で4営業日ぶりに急反発。中心限月の12月限は1トロイオンス1238.60ドル(+23.60ドル)と、大きく買い戻され、中心終値では7月19日相場以来およそ3ヶ月半ぶりの高値で取引きを終了。この日の金相場は、売りが続いた前日までの安値反動から序盤より買い戻しが入り小高く推移した。また、米供給管理協会(ISM)が発表した10月の製造業景況指数が、市場の予想より低下し冴えない結果となった事から、外国為替市場ではドル安・ユーロ高が進行。ドル建てで取引きされる金商品は割安感が意識され上げ幅を拡大した。一方、トランプ米大統領が中国の習近平国家主席と貿易や北朝鮮について生産的な協議を行ったとツイートしたことから、米国株が堅調となるも、引き続きドル安が相場の支援材料となり大幅高で取引きを終えた。
市場では翌2日に発表予定の米国雇用統計に関心が高まっている。
国内の金相場は、急反発したNY相場を映して上昇。小売ベースでは1gあたり4,876円(+65円)と、3営業日ぶりに大きく値を上げ、7月17日相場以来およそ3ヶ月半ぶりの高値となりました。
《直近10日間の金相場価格推移(小売)》
11/02 4876円 (+65円)
11/01 4811円 (-28円)
10/31 4839円 (-6円)
10/30 4845円 (+11円)
10/26 4849円 (+6円)
10/25 4843円 (-8円)
10/24 4851円 (+21円)
10/23 4830円 (-7円)
10/22 4837円 (+17円)
10/19 4820円 (-2円)
直近10日間の金相場平均価格:4,842円/g
【パラジウム相場】1日のNYパラジウム相場は、ドル安や投資家心理の改善から株価が堅調となった事が意識され上伸。中心限月の12月限は1トロイオンス1081.40ドル(+12.90ドル)と、先週26日相場以来およそ1週間ぶりの高値に戻して取引きを終了。この日のパラジウムは、安値拾いから買い戻しが優勢となった前日相場の流れを引き継ぎ序盤より堅調に推移した。また、トランプ米大統領が中国の習近平国家主席と貿易や、北朝鮮について生産的な協議を行ったとツイートしたことから投資家心理が改善。米国株が上昇した事が好感されたほか、発表されたISM10月製造業景況指数が低調となり、ドル安が進んだ事も買い材料となり上げ幅を拡大した。途中、上値を重くする場面もあったが、金の急伸や、プラチナが約4ヶ月ぶりの高値水準まで値を伸ばした事が意識され、そのまま高値圏を維持して取引きを終えた。
国内のパラジウムは、買いが継続下NY相場を映して続伸。小売では1gあたり4,368円(+54円)と、先週26日相場(1週間)ぶりの高値に回復し、再度4,200円台へ浮上しました。
《直近10日間のパラジウム相場価格推移(小売)》
11/02 4368円 (+54円)
11/01 4314円 (+5円)
10/31 4309円 (-32円)
10/30 4341円 (-22円)
10/29 4201円 (-11円)
10/26 4212円 (-81円)
10/25 4293円 (-76円)
10/24 4530円 (+65円)
10/23 4465円 (+162円)
10/22 4303円 (+43円)
直近10日間のパラジウム相場平均価格:4,382円/g
現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。13:05現在の金相場は1トロイオンス1234.95ドル、パラジウムは1083.10ドル、為替は1$112円70銭前後の値動きで推移しております。