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【金相場】30日のNY金相場は、米国株の上昇やドル高を背景に売りが優り小幅続落。中心限月の12月限は1トロイオンス1225.30ドル(-2.30ドル)と、マイナス圏で取引きを終了。外国為替市場ではこの日もドル高・ユーロ安基調が継続した事から、ドル建てで取引される金商品に割高感が生じ時間外取引きより小安く推移した。また、トランプ米国大統領は、11月末からの20カ国・地域(G20)首脳会議に合わせて開く予定の米中首脳会談が不調に終わった場合、対中制裁関税の第4弾を12月初旬にも表明する方針だと発表。ただその後、トランプ米大統領はTVインタビューで、中国との間で合意に至らなかった場合には新たな制裁を課すと警告しながらも、同国とは通商面で「素晴らしい合意」に至ると思うと強調した発言を受けて、米中[貿易戦争」に対する過度の懸念が和らぐ中、米国株が急反発し、相対的に金には売り圧力がかかった。ただ、米中貿易問題に対する懸念は消えていないことから、一部で安全逃避的な買いもみられ、下値は限定的となった。
国内の金相場は、小幅安となったMY相場を映してマイナス圏へ。小売ベースでは1gあたり4,839円(-6円)と、横ばい圏ながら小幅安に振れ小反落しました。
《直近10日間の金相場価格推移(小売)》
10/31 4839円 (-6円)
10/30 4845円 (+11円)
10/26 4849円 (+6円)
10/25 4843円 (-8円)
10/24 4851円 (+21円)
10/23 4830円 (-7円)
10/22 4837円 (+17円)
10/19 4820円 (-2円)
10/18 4822円 (±0円)
10/17 4822円 (+8円)
直近10日間の金相場平均価格:4,837円/g
【パラジウム相場】30日のNYパラジウム相場は、ドル高や利益確定売りに押され軟調地合いが継続。中心限月の12月限は1トロイオンス1055.00ドル(-24.30ドル)と、5営業日続落して取引きを終了。この日のパラジウムは、ドル高・ユーロ安の進行を受けて、時間外取引きより割高感が意識され売りが先行した。また、このところの急騰に対する調整から、利益を確定する手じまい売りが継続し軟調となった。一方、米国株が上昇するなど、投資家心理がやや改善した事から買い戻される場面もあったが、米中貿易問題に対する懸念が重しとなり、結局売り優勢で取引きを終えた。
国内のパラジウムは、引き続き調整地合いとなったNY相場を映して軟調な展開に小売では1gあたり4,309円(-32円)と、マイナス圏で推移し5日続落しました。
《直近10日間のパラジウム相場価格推移(小売)》
10/31 4309円 (-32円)
10/30 4341円 (-22円)
10/29 4201円 (-11円)
10/26 4212円 (-81円)
10/25 4293円 (-76円)
10/24 4530円 (+65円)
10/23 4465円 (+162円)
10/22 4303円 (+43円)
10/19 4260円 (-11円)
10/18 4271円 (-16円)
直近10日間のパラジウム相場平均価格:4,367円/g
現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。15:35現在の金相場は1トロイオンス1220.85ドル、パラジウムは1064.85ドル、為替は1$113円24銭前後の値動きで推移しております。