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【パラジウム相場】4日のNYパラジウム相場は反発。中心限月の3月限は1トロイオンス802.15ドル(+4.60ドル)と、売り買いが交錯した中、4営業日ぶりにプラスに転じて取引きを終了。この日の貴金属市場は金を除いて堅調に推移。パラジウムは序盤、ドル高を背景に相場を圧迫され弱基調で推移したが、その後に発表されたECBドラギ総裁の声明を受け、外為市場ではユーロがドルに対して上昇。ドル安を背景にパラジウムは再び買い戻された。また、プラチナの上昇もパラジウムの支援材料となり、この日は4営業日ぶりにプラス圏で引けた。ただ、米の主要経済指標の一つ、11月の雇用統計発表を翌日5日に控え、様子見ムードから全体的に小動きな展開となった。パラジウム3月限の値動きは、安値795.80ドル、高値807.60ドル、終値802.15ドル。
国内のパラジウム相場は横ばいとなり、小売りでは1gあたり3,412円(±0円)と前日比変わらずで推移しました。
今週5営業日のパラジウム相場は、値を上げた日が1日(3日相場)、下げた日が2日(1日・4日相場)、変わらなかった日が2日(2日・5日相場)。円安要因から値を上げた3日では、今年9月2日につけた直近高値を上抜き、年初来高値を更新。国内相場では2001年3月19日以来およそ13年9カ月ぶりの高値を記録し、価格水準を一段切り上げるなど高騰。翌日は小幅安に振れ、本日は前日比変わらずの横ばいとなり、週間では今年最高値圏で推移しました。
週間の値動きでは最高値:3,423円(3日相場)、最安値:3,386円(1日・2日相場)、平均価格は3403.8円/gと、平均では前週相場(25日~28日)の平均価格3369.25円/gに対し、gあたり+34.55円(+1%)と、6週連続で前週比プラスで推移。(6週の上げ幅+461.05円/g:+13.6%)
≪今週5営業日のパラジウム相場価格推移(小売ベース)≫
12/05 3412円 (±0円)
12/04 3412円 (-11円)
12/03 3423円 (+37円) ※最高値
12/02 3386円 (±0円)
12/01 3386円 (-5円) ※最安値
5営業日のパラジウム平均価格:3403.8円/g
現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。