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2018年10月30日国内貴金属はまちまちの展開に↑↓金はプラス圏に転じ反発した一方、パラジウムは軟調地合いが継続し4日続落。

【金相場】週明け29日のNY金相場は、ドル高による圧迫やリスク回避姿勢がやや一服した事を背景に売られ3営業日ぶりに反落。中心限月の12月限は1トロイオンス1227.60ドル(-8.20ドル)と、マイナス圏に転じて取引きを終了。この日は、米格付け大手S&Pグローバル・レーティングがイタリアの公的債務格付けを据え置いたことなどを背景に投資家のリスク回避姿勢が後退。欧米株価が持ち直す中、安全資産としての金への魅力が低下し、相場は未明から売りが先行した。また、外国為替市場でのドル高・ユーロ安の進行も割高感につながり、相場の圧迫材料となった。ただ、その後米国株が軟化した事で金は買い支えられ、引けにかけて下げ幅を縮小する展開となった。

国内の金相場は、週明けのNY市場ではドル高に圧迫されるも、為替が円安に傾斜したことを受けて反発。小売ベースでは1gあたり4,845円(+11円)と、前日の下げを埋めて、本日はプラス圏での値動きとなりました。

《直近10日間の金相場価格推移(小売)》

10/30  4845円 (+11円)

10/26  4849円 (+6円)

10/25  4843円 (-8円)

10/24  4851円 (+21円)

10/23  4830円 (-7円)

10/22  4837円 (+17円)

10/19  4820円 (-2円)

10/18  4822円 (±0円)

10/17  4822円 (+8円)

10/16  4814円 (+15円)

直近10日間の金相場平均価格:4,835円/g


【パラジウム相場】週明け29日のNYパラジウム相場は、安値拾いの買いが入るも、ドル高や米国株の軟化を眺めて売りが継続。中心限月の12月限は1トロイオンス1079.30ドル(-6.60ドル)と、4営業日続落して取引きを終了。この日のパラジウムは、売りが続いた前日までの反動から、序盤は安値拾いの買いが入り小高く推移した。また、中国の自動車購入税半減提案が材料視されたほか、欧州株に続いて米国株も上昇してスタートした事が好感され堅調となった。ただ、その後は外国為替市場でドル高が進んだほか、米国株がマイナスに転じた事を受けて相場は失速。株価が下げ幅を広げる場面ではパラジウムも相場を圧迫され、結局マイナス圏で取引きを終えた。

国内のパラジウムは、引き続き調整地合いとなったNY相場を映して軟調地合いが継続。小売では1gあたり4,341円(-22円)と、4営業日続落となりました。

《直近10日間のパラジウム相場価格推移(小売)》

10/30  4341円 (-22円)

10/29  4201円 (-11円)

10/26  4212円 (-81円)

10/25  4293円 (-76円)

10/24  4530円 (+65円)

10/23  4465円 (+162円)

10/22  4303円 (+43円)

10/19  4260円 (-11円)

10/18  4271円 (-16円)

10/17  4287円 (-6円)

直近10日間のパラジウム相場平均価格:4,365円/g


現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。12:40現在の金相場は1トロイオンス1230.55ドル、パラジウムは1084.90ドル、為替は1$112円66銭前後の値動きで推移しております。

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