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【金相場】週明け22日のNY金相場は、ドル高の進行や株価が上昇する場面では相場を圧迫されマイナス圏へ。中心限月の12月限は1トロイオンス1224.60ドル(-4.10ドル)と、続落して取引きを終了。この日の金相場は、早朝からドル高・ユーロ安が進行した事を受けて、ドル建てで取引される金商品は相場を圧迫され序盤より軟調となった。また、中国政府の景気刺激策を受けて中国株が急伸する中、アジアの主要株価もほぼ全面高となり、投資家のリスク選好意欲が回復。米国株も朝方は買いが優勢だっとなり、安全資産としての金需要を減退させた。ただ、米中間の貿易摩擦激化や、サウジアラビアをめぐる地政学的リスクへの警戒感が根強い中、米株相場が次第に下落に転じたため、金を買い戻す動きも見られ売り一服となった。
国内の金相場は、マイナス圏での値動きとなったNY相場を映して小反落。小売ベースでは1gあたり4,830円(-7円)と、横ばい圏ながら小幅に値を下げ、上値追いが一服しました。
《直近10日間の金相場価格推移(小売)》
10/23 4830円 (-7円)
10/22 4837円 (+17円)
10/19 4820円 (-2円)
10/18 4822円 (±0円)
10/17 4822円 (+8円)
10/16 4814円 (+15円)
10/15 4799円 (+1円)
10/12 4798円 (+96円)
10/11 4702円 (-17円)
10/10 4719円 (-2円)
直近10日間の金相場平均価格:4,796円/g
【パラジウム相場】週明け22日のNYパラジウム相場は、中国の景気刺激策やテクニカルな買いが入り急伸。中心限月の12月限は1トロイオンス1107.70ドル(+37.80ドル)と、終値では節目の1100ドル台を突破し、年初来高値となった1月17日相場(1109.70ドル)以来およそ9ヶ月ぶりの高値を付けて取引きを終了。この日のパラジウムは、買い優勢となった前週末相場の流れを引き継ぎ、序盤より買いが先行した。また、中国の民間支援発表を受けて中国株が急伸する中、アジアの主要株価もほぼ全面高となり、投資家のリスク選好意欲が回復。加えてテクニカルな買いも入った事でパラジウムは一気に急騰し、相場は一代高値1112.00ドルを記録する場面もあった。その後、米国株価が軟化した事で上値追いも一服するも、引き続き堅調地合いを維持し、史上最高値水準(2001年1月相場来)に再浮上して取引きを終えた。
国内のパラジウムは、価格水準を切り上げ一段高となったNY相場を映して急伸。小売では1gあたり4,465円(+162円)と、年初来高値(1月16日相場)を抜いて、2001年2月6日相場以来17年8ヵ月ぶりの高値を記録しました。
《直近10日間のパラジウム相場価格推移(小売)》
10/23 4465円 (+162円)
10/22 4303円 (+43円)
10/19 4260円 (-11円)
10/18 4271円 (-16円)
10/17 4287円 (-6円)
10/16 4293円 (+54円)
10/15 4239円 (-37円)
10/12 4276円 (+43円)
10/11 4233円 (-60円)
10/10 4293円 (-10円)
直近10日間のパラジウム相場平均価格:4,292円/g
現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。10:55現在の金相場は1トロイオンス1227.85ドル、パラジウムは1111.05ドル、為替は1$112円68銭前後の値動きで推移しております。