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【金相場】3日のNY金相場は、イタリア財政への不安が後退した事で、投資家心理が改善したほか、ドル高に相場を圧迫され反落。中心限月の12月限は1トロイオンス1202.90ドル(-4.10ドル)と、マイナス圏に転じて取引きを終了。この日はイタリア政府が財政赤字や債務の削減にオープンな姿勢を示したことで、外国為替市場では未明にユーロ高・ドル安に振れて金は買いが先行した。しかし、その後は株式相場が上昇するなどリスクオンムードとなった事で、安全資産としての金買いは一服。加えて発表された米国経済指標(9月ADP雇用統計・9月ISM非製造業景況指数)が、それぞれ良好な内容となり、ドルが上昇する中で金は相場を圧迫され、結局マイナス圏で取引きを終えた。
国内の金相場は、ドル高に押されたNY相場を映して小幅安。小売ベースでは1gあたり4,806円(-5円)と、小幅ながらマイナス圏に転じ4営業日ぶりに反落しました。
《直近10日間の金相場価格推移(小売)》
10/04 4806円 (-5円)
10/03 4811円 (+53円)
10/02 4758円 (+4円)
10/01 4754円 (+49円)
09/28 4705円 (-22円)
09/27 4727円 (-32円)
09/26 4759円 (+23円)
09/25 4736円 (-30円)
09/21 4766円 (+31円)
09/20 4735円 (+13円)
直近10日間の金相場平均価格:4,756円/g
【パラジウム相場】3日のNYパラジウム相場は、イタリア財政への不安後退から、投資家心理が改善する中で買いが入り上昇。中心限月の12月限は1トロイオンス1053.00ドル(+2.30ドル)と、小幅ながら3営業日ぶりに反発して取引きを終了。イタリア政権は欧州連合(EU)に譲歩し、2021年の財政赤字を国内総生産(GDP)の2%に減らすことを約束する見込みと報じられた事から、外国為替市場ではユーロ買いが先行。割安感が意識されたほか、投資家心理が改善した事も追い風となり序盤より堅調に推移した。その後、発表された米国経済指標が良好な内容となり、ドル高に転じる場面では相場を圧迫されるも、米株式市場が過去最高値を更新するなど堅調となった事が下支えとなり、そのままプラス圏で取引きを終えた。
国内のパラジウムは、買いが優ったNY相場を映して上昇。小売では1gあたり4,287円(+32円)と、4営業日ぶりに値を上げ反発しました。
《直近10日間のパラジウム相場価格推移(小売)》
10/04 4287円 (+32円)
10/03 4255円 (-21円)
10/02 4276円 (-54円)
10/01 4330円 (-27円)
09/28 4357円 (+91円)
09/27 4266円 (+33円)
09/26 4233円 (±0円)
09/25 4233円 (+54円)
09/21 4179円 (+70円)
09/20 4109円 (+81円)
直近10日間のパラジウム相場平均価格:4,253円/g
現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。12:15現在の金相場は1トロイオンス1198.50ドル、パラジウムは1050.80ドル、為替は1$114円37銭前後の値動きで推移しております。