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【金相場】週明け1日のNY金相場は、米・加の貿易交渉妥結で安全逃避の買いが縮小した事を受けて反落。中心限月の12月限は1トロイオンス1191.70ドル(-4.50ドル)と、マイナス圏に転じて取引きを終了。1日発表された9月ISM製造業景況指数は市場予想を下回る59.8に低下したことを受けて序盤は買いが先行した。ただ、トランプ米政権が、北米自由貿易協定(NAFTA)再交渉でカナダと合意したと発表。これを受けて、世界的な貿易摩擦激化に対する過度の懸念が後退し、株式などのリスク資産に資金が流入する一方、安全資産とされる金には売りが出た。また、外国為替市場では対ユーロでドル高が進行した事も相場の圧迫要因となり、この日はマイナス圏で取引きを終えた。
国内の金相場は、NY相場ではマイナス圏に転じたものの、円安要因から下げを埋めて上伸。小売ベースでは1gあたり4,758円(+4円)と、小幅ながら値を伸ばしプラス圏で推移しました。
《直近10日間の金相場価格推移(小売)》
10/02 4758円 (+4円)
10/01 4754円 (+49円)
09/28 4705円 (-22円)
09/27 4727円 (-32円)
09/26 4759円 (+23円)
09/25 4736円 (-30円)
09/21 4766円 (+31円)
09/20 4735円 (+13円)
09/19 4722円 (+23円)
09/18 4700円 (-26円)
直近10日間の金相場平均価格:4,736円/g
【パラジウム相場】週明け1日のNYパラジウム相場は、このところの連騰に対する利益確定売りに押され反落。中心限月の12月限は1トロイオンス1056.40ドル(-16.40ドル)と、14営業日ぶりに反落して取引きを終了。前日までに13営業日続伸し、終値では1月29日相場以来およそ8ヶ月ぶりの高値を付けていた事から、この日は序盤より利益確定売りが先行した。また、この日発表された9月ISM製造業景況指数は市場予想を下回る59.8に低下したことも売り材料となった。一方、米国とカナダの貿易交渉が妥結し、米国、カナダ、メキシコの3カ国で新たな貿易体制が構築されることから、投資家の楽観的ムードが台頭。株式など堅調となったほか、引き続き供給逼迫への警戒感も意識され、一時買い戻される場面もあった。ただ、ドル高・ユーロ安の進行を受けて上値を抑えられ、この日はマイナス圏で取引きを終えた。前日までの13日間では+111.00ドル(+10.30%)上昇していた。
国内のパラジウムは、利確売りから14営業日ぶりに反落したNY相場安を映してマイナス圏へ。小売では1gあたり4,276円(-54円)と、値を下げ続落しました。
《直近10日間のパラジウム相場価格推移(小売)》
10/02 4276円 (-54円)
10/01 4330円 (-27円)
09/28 4357円 (+91円)
09/27 4266円 (+33円)
09/26 4233円 (±0円)
09/25 4233円 (+54円)
09/21 4179円 (+70円)
09/20 4109円 (+81円)
09/19 4028円 (+124円)
09/18 3904円 (±0円)
直近10日間のパラジウム相場平均価格:4,192円/g
現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。12:30現在の金相場は1トロイオンス1193.85ドル、パラジウムは1054.70ドル、為替は1$113円96銭前後の値動きで推移しております。