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【金相場】26日のNY金相場は、米連邦公開市場委員会(FOMC)を控えてドル高が進む中、割高感を背景とした売りに押されて反落。中心限月の12月限は1トロイオンス1199.10ドル(-6.00ドル)と、マイナス圏に転じて取引きを終了。午後に公表予定の米連邦公開市場委員会(FOMC)を控えて、この日の金相場は全体的に様子見ムードが広がる中、外国為替市場ではドル買い・ユーロ売りが進行し売りが優勢となった。途中、米国株の下げを意識した買い戻しも入ったが、引き続きドル高の流れや、手じまい売りに上値を抑えられ、この日はマイナス圏で取引きを終えた。
その後、引け後に公表された連邦公開市場委員会(FOMC)で、米連邦準備理事会(FRB)は予想通り金利の引き上げを決定。声明では、政策について「緩和的」との文言が削除された一方、パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長は、この文言削除について政策変更を示唆してはいないと述べた。これを受け発表後の時間外取引では金は買い戻され、相場は一時1204.50ドルまで買い戻された。
国内の金相場は、ドル高に圧迫されたNY相場を映して反落。小売ベースでは1gあたり4,727円(-32円)と、本日はマイナス圏での値動きとなりました。
《直近10日間の金相場価格推移(小売)》
09/27 4727円 (-32円)
09/26 4759円 (+23円)
09/25 4736円 (-30円)
09/21 4766円 (+31円)
09/20 4735円 (+13円)
09/19 4722円 (+23円)
09/18 4700円 (-26円)
09/14 4726円 (+12円)
09/13 4714円 (+23円)
09/12 4691円 (+20円)
直近10日間の金相場平均価格:4,728円/g
【パラジウム相場】26日のNYパラジウム相場は、FOMC結果を前にドル高に振れるも、引き続き堅調地合いを維持し11営業日続伸。中心限月の12月限は1トロイオンス1063.10ドル(+9.30ドル)と、価格水準を切り上げ、中心終値では1月29日相場以来およそ8ヶ月ぶりの高値で取引きを終了。この日の午後に、米連邦公開市場委員会(FOMC)を控え、外国為替市場ではドル高・ユーロ安が進行したほか、パラジウムは前日まで10日上伸するなど連騰に対する反動もあって、序盤は小安く推移した。ただ、日中取引きに入ると、安値拾いの買いや、供給逼迫に対する警戒感から買い戻され相場はプラス圏に浮上。米国株の軟調さや、ドル高が意識されるも、テクニカル要因から買いの勢いも強まり、結局一段高で取引きを終えた。この日を含めた11日間の上げ幅は+101.30ドル(+9.5%)となった。
国内のパラジウムは、一段高となったNY相場を映して上伸。小売では1gあたり4,266円(+33円)と、上値追いとなり、1月26日相場以来およそ8ヶ月ぶりの高値となりました。
《直近10日間のパラジウム相場価格推移(小売)》
09/27 4266円 (+33円)
09/26 4233円 (±0円)
09/25 4233円 (+54円)
09/21 4179円 (+70円)
09/20 4109円 (+81円)
09/19 4028円 (+124円)
09/18 3904円 (±0円)
09/14 3904円 (+38円)
09/13 3866円 (±0円)
09/12 3866円 (±0円)
直近10日間のパラジウム相場平均価格:4,059円/g
現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。12:50現在の金相場は1トロイオンス1200.75ドル、パラジウムは1064.15ドル、為替は1$112円69銭前後の値動きで推移しております。