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【金相場】19日のNY金相場は、ドル安による割安感や米中貿易摩擦激化をめぐる警戒感から買われ反発。中心限月の12月限は1トロイオンス1208.30ドル(+5.40ドル)と、買い優勢で取引きを終了。この日の金相場は、ドル安の進行を受けて時間外取引きより買いが進み堅調となった。また、米・中通商摩擦問題への懸念がくすぶっているほか、合意なしの英国のEU離脱への警戒感も金買いを後押しし上げ幅を拡大。相場は一時1211ドル超まで値を伸ばした。その後、米国株が堅調となった事で、上値追いも一服するが、引き続きドル安要因から買い支えられ、この日はプラス圏で取引きを終えた。トランプ米政権は17日、中国による知的財産権侵害を理由とした制裁関税の第3弾を24日に発動すると発表した。これに対して中国側は18日、対抗措置を発表。さらに、トランプ氏は中国が報復すれば追加制裁を科すと表明。米中両国は引き続き貿易摩擦緩和に向けた協議の再開を模索しているもようだが、関税上乗せによる報復の応酬は続いている。
国内の金相場は、堅調となったNY相場を映して上伸。小売ベースでは1gあたり4,735円(+13円)と、月初来高値を抜いて、8月8日相場以来およそ1ヶ月半ぶりの高値となりました。
《直近10日間の金相場価格推移(小売)》
09/20 4735円 (+13円)
09/19 4722円 (+23円)
09/18 4700円 (-26円)
09/14 4726円 (+12円)
09/13 4714円 (+23円)
09/12 4691円 (+20円)
09/11 4671円 (+13円)
09/10 4658円 (±0円)
09/07 4658円 (-30円)
09/06 4688円 (+27円)
直近10日間の金相場平均価格:4,696円/g
【パラジウム相場】19日のNYパラジウム相場は、前日相場に続いて買いが活発となり急伸。中心限月の12月限は1トロイオンス1030.80ドル(+26.00ドル)と、直近では最長の6営業日続伸。中心終値では4月18日相場以来およそ5ヶ月ぶりの高値を記録して取引きを終了。なお、6日間の上げ幅は+69.00ドル(+6.7%)となった。この日のパラジウムは、テクニカル要因や、供給逼迫から急騰した前日相場の流れを引き継ぎ、序盤より買いが先行した。また、外国為替市場ではドルが主要通貨に対して軟化した事を受けて、ドル建てのパラジウムは割安感が意識されたほか、引き続き供給不安や、堅調な株式市場が追い風となり相場は上げ幅を拡大。一気に1030ドル台に浮上し、価格水準を一段切り上げる展開となった。
国内のパラジウムは、前日に続き急騰したNY相場高を映して急伸。小売では1gあたり4,109円(+81円)と、1月31日相場以来およそ8ヶ月ぶりの高値となり、同日ぶりに4,100円台にのせました。
《直近10日間のパラジウム相場価格推移(小売)》
09/20 4109円 (+81円)
09/19 4028円 (+124円)
09/18 3904円 (±0円)
09/14 3904円 (+38円)
09/13 3866円 (±0円)
09/12 3866円 (±0円)
09/11 3866円 (±0円)
09/10 3866円 (+43円)
09/07 3823円 (-43円)
09/06 3866円 (-16円)
直近10日間のパラジウム相場平均価格:3,910円/g
現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。13:30現在の金相場は1トロイオンス1208.55ドル、パラジウムは1033.15ドル、為替は1$112円19銭前後の値動きで推移しております。