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【金相場】週明け17日のNY金相場は、米中貿易に関する警戒や、ドルがユーロに対して軟調となった事を受けて買いが優り上昇。中心限月の12月限は1トロイオンス1205.80ドル(+4.70ドル)と、3営業日ぶりに反発して取引きを終了。米大統領が中国製品に対する追加関税について17日にも発表する公算が大きいと伝えられるなか、欧州時間のドル安を背景に買いが入り堅調に推移した。また、米国株が値を下げたほか、この日はショートカバーも相場の押し上げ要因となり、一時1210ドル近辺まで上昇する場面も見られたが、買い一巡後は利益確定売りや、ドル安一服を背景に上値を抑えられる展開となった。15日、トランプ政権が2000億ドル相当の中国製品に関税を上乗せする第3弾の追加制裁措置を17日か18日に表明する方針だと報道。16日には、米政権が制裁措置第3弾を表明するなら、中国政府は米国との貿易協議を拒否することを検討していると報じるなど、両国協議に緊張が高まった。
連休明け国内金相場は、14日のNY相場の下げや円高要因からマイナス圏に沈下し6営業日ぶりに反落。小売ベースでは1gあたり4,700円(-26円)と、前営業日に付けた約5週間(8月8日相場)ぶりの高値から値を落としました。
《直近10日間の金相場価格推移(小売)》
09/18 4700円 (-26円)
09/14 4726円 (+12円)
09/13 4714円 (+23円)
09/12 4691円 (+20円)
09/11 4671円 (+13円)
09/10 4658円 (±0円)
09/07 4658円 (-30円)
09/06 4688円 (+27円)
09/05 4661円 (-12円)
09/04 4673円 (+1円)
直近10日間の金相場平均価格:4,684円/g
【パラジウム相場】週明け17日のNYパラジウム相場は、ドル安要因や、需給バランスの観点から買い継続し4日続伸。中心限月の12月限は1トロイオンス977.00ドル(+6.50ドル)と、直近高値を上抜き、中心終値では6月18日相場以来およそ3ヶ月ぶりの高値を付けて取引きを終了。この日のパラジウムは、堅調に推移した前日相場の流れを引き継ぎ序盤より買いが先行した。また、米大統領が中国製品に対する追加関税について17日にも発表する公算が大きいと伝えられるなか、外国為替市場ではドル安が進行。ドル建てのパラジウムは、他貴金属同様に割安感が意識され上げ幅を拡大した。その後、リスクオフの流れから、原油相場や株式市場が軟化したほか、高値反動から利益確定売りが出て下押される場面も見られたが、需給バランスの観点やテクニカルな買いが支えとなり、結局高値圏で取引きを終えた。
連休明けの国内パラジウムは、14日・17日のNY相場が高値を更新するも、円高の進行に上げ幅を相殺され横ばい。小売では1gあたり3,904円(±0円)と、本日貴金属では唯一値動きがなく、一段高(6月15日相場以来およそ3ヶ月ぶり高値)の水準で高止まりしております。
《直近10日間のパラジウム相場価格推移(小売)》
09/18 3904円 (±0円)
09/14 3904円 (+38円)
09/13 3866円 (±0円)
09/12 3866円 (±0円)
09/11 3866円 (±0円)
09/10 3866円 (+43円)
09/07 3823円 (-43円)
09/06 3866円 (-16円)
09/05 3882円 (+21円)
09/04 3861円 (-5円)
直近10日間のパラジウム相場平均価格:3,870円/g
現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。12:20現在の金相場は1トロイオンス1201.85ドル、パラジウムは980.20ドル、為替は1$111円98銭前後の値動きで推移しております。