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【金相場】12日のNY金相場は、米国経済指標が予想外に下振れたほか、ドル安による割安感が意識され上伸。中心限月の12月限は1トロイオンス1210.90ドル(+8.70ドル)と、中心終値では8月29日相場以来およそ2週間ぶりの高値に戻して取引きを終了。この日発表された、米生産者物価指数(PPI)が予想外に低下した事を受けて、外国為替市場ではドル高が一服。金商品は割安感から堅調な展開となり、序盤より買いが先行した。また、原油相場の上昇や、米中貿易への警戒感もあって金は上げ幅を拡大。一時1213ドル超まで値を伸ばす場面もあった。その後、米国株の上昇を受けて高値では利益確定を目的とした売りも見られたが、引き続きドル安の流れが材料となり、結局買い優勢で取引きを終えた。
国内の金相場は、堅調に推移したNY相場を映して上伸。小売ベースでは1gあたり4,714円(+23円)と、3営業日続伸し上げ幅を拡大。連日で直近高値を抜いて、前日相場同様に先月30日相場以来およそ2週間ぶりの高値となりました。
《直近10日間の金相場価格推移(小売)》
09/13 4714円 (+23円)
09/12 4691円 (+20円)
09/11 4671円 (+13円)
09/10 4658円 (±0円)
09/07 4658円 (-30円)
09/06 4688円 (+27円)
09/05 4661円 (-12円)
09/04 4673円 (+1円)
09/03 4672円 (+6円)
08/31 4666円 (-53円)
直近10日間の金相場平均価格:4,675円/g
【パラジウム相場】12日のNYパラジウム相場は、ドル安による割安感や、他貴金属の堅調さに連れて買い優勢の展開に。中心限月の12月限は1トロイオンス965.00ドル(+3.20ドル)と、3営業日ぶりに反発して取引きを終了。この日のパラジウムは、前日までの安値反動から序盤より買い戻しが先行し上昇した。また、米国のインフレ関連指標が市場予想を下回ったことで、外国為替市場ではドル安が進行。ドル建てのパラジウムは、金やプラチナなど他貴金属と同様に割安感が意識され上げ幅を拡大した。その後、米中貿易協議への関心が高まり様子見ムードとなった事で、上値追いは一服するも、原油高や株高が材料となり、そのままプラス圏で取引きを終えた。
国内のパラジウムは、NY市場ではプラス圏に反転するも為替要因から上げを消化され横ばい。小売では1gあたり3,866円(±0円)と、3連日で値動きがなく、高止まりしております。
《直近10日間のパラジウム相場価格推移(小売)》
09/13 3866円 (±0円)
09/12 3866円 (±0円)
09/11 3866円 (±0円)
09/10 3866円 (+43円)
09/07 3823円 (-43円)
09/06 3866円 (-16円)
09/05 3882円 (+21円)
09/04 3861円 (-5円)
09/03 3866円 (+32円)
08/31 3834円 (+22円)
直近10日間のパラジウム相場平均価格:3,860円/g
現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。13:00現在の金相場は1トロイオンス1209.10ドル、パラジウムは968.45ドル、為替は1$111円42銭前後の値動きで推移しております。