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【金相場】11日のNY金相場は、ドルの値動きを眺め前日終値を挟みもみ合う展開となり売り買いが交錯。中心限月の12月限は1トロイオンス1202.20ドル(+2.40ドル)と、3営業日ぶりに反発して取引きを終了。この日の外国為替市場では、朝方にドル高・ユーロ安が先行した事で、ドル建ての金商品は割高感が意識され、序盤は軟調に推移していた。ただ、その後は原油相場が大幅高となったことや、ドル高・ユーロ安が一服した事を受けて相場は反転上昇。安値拾いや値頃感による買い戻しも入り、相場はプラス圏に回復した。米国と中国の貿易摩擦激化への懸念が依然くすぶる中、市場は引き続き米中による通商交渉の行方に注目している。
国内の金相場は、買いが優ったNY相場を映して上伸。小売ベースでは1gあたり4,691円(+20円)と、ここ最近の高値を抜いて、先月30日相場以来およそ2週間ぶりの高値となりました。
《直近10日間の金相場価格推移(小売)》
09/12 4691円 (+20円)
09/11 4671円 (+13円)
09/10 4658円 (±0円)
09/07 4658円 (-30円)
09/06 4688円 (+27円)
09/05 4661円 (-12円)
09/04 4673円 (+1円)
09/03 4672円 (+6円)
08/31 4666円 (-53円)
08/30 4719円 (+34円)
直近10日間の金相場平均価格:4,676円/g
【パラジウム相場】11日のNYパラジウム相場は、全体的に小動きな展開となった中、ドルの値動きや利益確定を目的とした売りに押され続落。中心限月の12月限は1トロイオンス961.80ドル(-2.80ドル)と、マイナス圏で取引きを終了。この日のパラジウムは、ドル高・ユーロ安の進行を背景に時間外取引より相場を圧迫され安寄りした。その後、リビアの政情不安や、米東海岸南部に接近する大型ハリケーンによる一時的な供給途絶への警戒感から原油相場が急伸。加えて、米国株も堅調となった事で、パラジウムも買い戻しに反転しプラス圏に浮上した。ただ、引き続きドル高が意識された事や、この所の高値推移による利益確定売りがこの日も見られ、結局小幅安で取引きを終えた。
国内のパラジウムは、NY相場では売りが優ったものの、為替が円安に傾斜した事から下げを相殺し横ばい。小売では1gあたり3,866円(±0円)と、2日続けて値動きなし横ばいで推移し、高止まりとなっております。
《直近10日間のパラジウム相場価格推移(小売)》
09/12 33866円 (±0円)
09/11 3866円 (±0円)
09/10 3866円 (+43円)
09/07 3823円 (-43円)
09/06 3866円 (-16円)
09/05 3882円 (+21円)
09/04 3861円 (-5円)
09/03 3866円 (+32円)
08/31 3834円 (+22円)
08/30 3812円 (+92円)
直近10日間のパラジウム相場平均価格:3,854円/g
現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。15:00現在の金相場は1トロイオンス1196.90ドル、パラジウムは967.85ドル、為替は1$111円54銭前後の値動きで推移しております。