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【金相場】週明け10日のNY金相場は、新規材料に乏しく全体的に小動きな展開となる中、ドルの値動きを眺めて売り買いが交錯。中心限月の12月限は1トロイオンス1199.80ドル(-0.60ドル)と、小幅ながら続落して取引きを終了。この日は米主要経済指標の発表もなく、新規の材料待ちとなる中、狭いレンジでの商いに終始した。NYダウは弱含みとなったものの、欧州株式はおおむね底堅い動きを見せたことから安全逃避の金買いが縮小したほか、時間外取引ではドル高を受けて軟調となった。日中取引に入ると、英国の欧州連合(EU)離脱交渉に対する期待感からポンド主導でドル安に振れたことを受けて下げが一服。ただ、米中による通商交渉の行方に注目が集まる中、その後は様子見ムードの展開となった。
国内の金相場は、週明けのNY相場安を映すも、為替が円安に傾斜した事からプラス圏で推移し上昇。小売ベースでは1gあたり4,671円(+13円)と、3営業日ぶりに値を上げました。
《直近10日間の金相場価格推移(小売)》
09/11 4671円 (+13円)
09/10 4658円 (±0円)
09/07 4658円 (-30円)
09/06 4688円 (+27円)
09/05 4661円 (-12円)
09/04 4673円 (+1円)
09/03 4672円 (+6円)
08/31 4666円 (-53円)
08/30 4719円 (+34円)
08/29 4685円 (-34円)
直近10日間の金相場平均価格:4,675円/g
【パラジウム相場】週明け10日のNYパラジウム相場は、一部で利益確定売りが出た事で相場を圧迫。中心限月の12月限は1トロイオンス964.60ドル(-4.20ドル)と、3営業日ぶりに反落して取引きを終了。この日のパラジウムは、買いが優った前日相場の流れを引き継ぎ序盤は堅調に推移した。また、欧州株式市場が堅調となったほか、ドル安に振れる場面では買いが活発化し、相場は一時980ドル圏内まで急伸した。ただその後は、米国株の軟調さや、米中貿易への警戒感が意識されたほか、前日までの高値推移による利益確定売りに押され失速。引けにかけて上げ幅を縮小し、結局マイナス圏で取引きを終えた。
国内のパラジウムは、NY相場安を映すも、円安の進行から下げを相殺し横ばい。小売では1gあたり3,866円(±0円)と、前日比変わらずでの値動きとなりました。
《直近10日間のパラジウム相場価格推移(小売)》
09/11 3866円 (±0円)
09/10 3866円 (+43円)
09/07 3823円 (-43円)
09/06 3866円 (-16円)
09/05 3882円 (+21円)
09/04 3861円 (-5円)
09/03 3866円 (+32円)
08/31 3834円 (+22円)
08/30 3812円 (+92円)
08/29 3720円 (-33円)
直近10日間のパラジウム相場平均価格:3,840円/g
現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。14:00現在の金相場は1トロイオンス1197.55ドル、パラジウムは968.30ドル、為替は1$111円42銭前後の値動きで推移しております。