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2018年09月06日国内金相場は反発し約1週間ぶりの高値に回復↑一方、パラジウムは利確売りに押されマイナス圏へ↓

【金相場】5日のNY金相場は、ドル安による割安感や金消費大国であるインドで需要増加の兆しを背景に買いが優り上昇。中心限月の12月限は1トロイオンス1201.30ドル(+2.20ドル)と小幅ながら反発し、1200ドル台に戻して取引きを終了。英国の欧州連合(EU)離脱を巡る報道を受けて、外国為替市場ではポンド主導でドル安に振れたことが金に割安感を与え買いが先行した。また、ショートカバーや安値拾いの買いが入ったほか、インドの祝祭日(ディワリ)を意識した実需層からの買いもあって、相場は一時1204ドル超まで値を伸ばした。その後、ドル高一服を受けて上値を重くするも、世界的な貿易摩擦問題への警戒感が下支えとなり、この日はプラス圏で取引きを終えた。

国内の金相場は、買い優勢となったNY市場を映して上昇。小売ベースでは1gあたり4,688円(+27円)と、8月30日相場以来およそ1週間ぶりの高値に戻しました。

《直近10日間の金相場価格推移(小売)》

09/06  4688円 (+27円)

09/05  4661円 (-12円)

09/04  4673円 (+1円)

09/03  4672円 (+6円)

08/31  4666円 (-53円)

08/30  4719円 (+34円)

08/29  4685円 (-34円)

08/28  4719円 (+15円)

08/27  4704円 (+78円)

08/24  4626円 (-12円)

直近10日間の金相場平均価格:4,681円/g


【パラジウム相場】5日のNYパラジウム相場は、ドル安による買いも見られたが、利益確定売りが出た事で続落。中心限月の12月限は1トロイオンス961.20ドル(-6.30ドル)と、マイナス圏で取引きを終了。英国の欧州連合(EU)離脱を巡る報道を受けて、外国為替市場ではポンド主導でドル安に振れたことが割安感につながり序盤は買いが先行した。ただ、世界的な貿易摩擦問題の行方は依然予断を許さず、警戒ムードも漂っていたため、積極的な上値追いとはならず次第に勢いは失速。加えて、このところの高値推移(6月中旬相場以来およそ2ヶ月半ぶり)から、利益確定を目的とした売りも見られ、相場はマイナス圏に沈下した。
北米自由貿易協定(NAFTA)再交渉をめぐり、米国とカナダは5日に2国間協議を再開。週内にはトランプ米政権が中国からの輸入品2000億ドル相当に第3弾の追加関税を発動する構えを見せている事から、警戒様子見ムードが広がった。

国内のパラジウムは、利確売りに押されたNY相場を映して反落。小売では1gあたり3,866円(-16円)と、前日の高値(6月19日相場およそ2ヶ月半)から一服となりました。

《直近10日間のパラジウム相場価格推移(小売)》

09/06  3866円 (-16円)

09/05  3882円 (+21円)

09/04  3861円 (-5円)

09/03  3866円 (+32円)

08/31  3834円 (+22円)

08/30  3812円 (+92円)

08/29  3720円 (-33円)

08/28  3753円 (+38円)

08/27  3715円 (+92円)

08/24  3623円 (-16円)

直近10日間のパラジウム相場平均価格:3,793円/g


現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。14;10現在の金相場は1トロイオンス1199.20ドル、パラジウムは965.70ドル、為替は1$111円37銭前後の値動きで推移しております。

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