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【金相場】連休明け4日のNY金相場は、発表された8月米ISM製造業景況指数が堅調となりドル買い進行に圧迫され反落。中心限月の12月限は1トロイオンス1199.10ドル(-7.10ドル)と、マイナス圏に転じて取引きを終了。この日の金相場は、米中貿易摩擦激化に対する警戒感から時間外取引では買いが入り小高く推移していた。ただ、一方で貿易摩擦や新興国市場に対する懸念を受けて、リスク回避姿勢の強まりからドル買いが進み金はもみ合いの展開に。その後、日中取引きでは発表された8月米ISM製造業景況指数が市場予想を大幅に上回る61.3に上昇し、約14年ぶりの高水準となったことを受けてドルが独歩高の様相となり、相対的に金は相場を圧迫された。
国内の金相場は、ドル高に圧迫されたNY相場を映して反落。買取ベースでは1gあたり4,661円(-12円)と、3営業日ぶりに値を下げマイナス圏に転じました。
《直近10日間の金相場価格推移(小売)》
09/05 4661円 (-12円)
09/04 4673円 (+1円)
09/03 4672円 (+6円)
08/31 4581円 (-53円)
08/30 4634円 (+35円)
08/29 4599円 (-35円)
08/28 4634円 (+15円)
08/27 4619円 (+78円)
08/24 4541円 (-12円)
08/23 4553円 (+18円)
直近10日間の金相場平均価格:4,676円/g
【パラジウム相場】連休明け4日のNYパラジウム相場は、売り買いが交錯する中、リスク回避の強まりやドル高に圧迫され4営業日ぶりに反落。中心限月の12月限は1トロイオンス967.50ドル(-2.40ドル)と、マイナス圏に転じて取引きを終了。この日のパラジウムは、時間外取引では前週末相場の流れを引き継ぎ小高く推移するも、ドル高進行を眺めて売り買いが交錯。その後、日中取引に入ると貿易摩擦や新興国市場に対する懸念を受けてリスク回避姿勢が高まったほか、前営業日には6月18日相場以来(およそ2ヵ月半ぶり)の高値を付けていた事もあって利益確定を目的とした売りも出やすく、一時下げ幅を拡大した。ただ、米供給管理協会(ISM)より発表された8月米ISM製造業景況指数が市場予想を大幅に上回る61.3に上昇し、約14年ぶりの高水準となった事で相場は買い戻しに反転。同時にドル買いが進む中で上値を抑えられるも、安値拾いの買いも入り引けにかけて下げ幅を縮小する展開となった。
国内のパラジウムは、NY相場が引け後にプラス圏まで浮上したほか、円安基調を受けて国内ではプラス圏で推移。小売では1gあたり3,882円(+21円)と、直近高値を上抜いて、6月19日相場(およそ2ヶ月半)ぶりの高値を更新しました。
《直近10日間のパラジウム相場価格推移(小売)》
09/05 3882円 (+21円)
09/04 3861円 (-5円)
09/03 3866円 (+32円)
08/31 3834円 (+22円)
08/30 3812円 (+92円)
08/29 3720円 (-33円)
08/28 3753円 (+38円)
08/27 3715円 (+92円)
08/24 3623円 (-16円)
08/23 3639円 (+59円)
直近10日間のパラジウム相場平均価格:3,771円/g
現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。15:10現在の金相場は1トロイオンス1196.85ドル、パラジウムは972.30ドル、為替は1$111円51銭前後の値動きで推移しております。