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【金相場】週明け27日のNY金相場は、米国とメキシコが新たな貿易協定に合意したことで、ドルが軟調となり金は買い地合いが継続。中心限月の12月限は1トロイオンス1216.00ドル(+2.70ドル)と続伸し、中心終値では10日相場以来およそ2週間半ぶりの高値に戻して取引きを終了。この日の金相場は、急騰した前週末相場に対する利益確定売りが一部で出たほか、ドルの戻りに圧迫され、時間外取引では安寄りした。一方、北米自由貿易協定(NAFTA)再交渉で、米国とメキシコの2国間協議が合意に達したとの報などを受けてドルが対ユーロで下落。ドル安を背景に、金買いが旺盛となり相場は反転上昇した。また、金の主要消費国である中国の通貨・人民元が対ドルで堅調に推移したことも買いを後押しする要因となり、この日もプラス圏で取引きを終えた。
国内の金相場は、週明けのNY相場が引き続きプラス圏で推移した事を映して上伸。小売ベースでは1gあたり4,719円(+15円)と続伸し、前日相場同様に10日相場以来およそ2週間半ぶりの高値を付け連日で高値更新となりました。
《直近10日間の金相場価格推移(小売)》
08/28 4719円 (+15円)
08/27 4704円 (+78円)
08/24 4626円 (-12円)
08/23 4638円 (+17円)
08/22 4621円 (+22円)
08/21 4599円 (+1円)
08/20 4598円 (+26円)
08/17 4572円 (+29円)
08/16 4543円 (-179円)
08/10 4722円 (±0円)
直近10日間の金相場平均価格:4,634円/g
【パラジウム相場】週明け27日のNYパラジウム相場は、ドル安進行やリスク選好意欲の高まりを受けて買いが活発化。中心限月の9月限は1トロイオンス941.90ドル(+13.30ドル)と、上げ幅を拡大し、中心終値では7月12日相場以来およそ1ヵ月半ぶりの高値を付けて取引きを終了。この日のパラジウムは、急騰した前週末相場に対する利確売りが出たほか、ドルの値動きを眺めて、序盤は売りが優勢となり小安く推移した。その後、通常取引きに入ると相場はプラス圏に反転。米国とメキシコが北米自由貿易協定(NAFTA)再交渉で合意に達し、リスク選好の動きが出たほか、外国為替市場ではドルがユーロに対して軟調な展開となった事も支援要因となり、買いの勢いが加速した。このほか、欧州に続いて米国株も堅調となったことや、原油高、他貴金属の上昇も好材料となり、この日も一段高を付けて取引きを終えた。
国内のパラジウムは、一段高となった週明けのNY相場を映して上値追いが継続。小売では1gあたり3,753円(+38円)と、連日で月初来高値を抜いて、7月13日相場以来およそ1ヵ月半ぶりの高値となりました。
《直近10日間のパラジウム相場価格推移(小売)》
08/28 3753円 (+38円)
08/27 3715円 (+92円)
08/24 3623円 (-16円)
08/23 3639円 (+59円)
08/22 3580円 (±0円)
08/21 3580円 (-27円)
08/20 3607円 (+97円)
08/17 3510円 (+184円)
08/16 3326円 (-248円)
08/10 3574円 (±0円)
直近10日間のパラジウム相場平均価格:3,591円/g
現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。12:40現在の金相場は1トロイオンス1211.05ドル、パラジウムは938.85ドル、為替は1$111円37銭前後の値動きで推移しております。